■日程:2022/5/3-5/5
■メンバー:aya(緑、記録)、鎌田(ベルニナ山岳会、L)、関(ベルニナ山岳会)、工藤(ベルニナ山岳会)
■山域・ルート:五竜岳 GⅤ稜(aya、鎌田)、GⅡ中央稜(関、工藤)
5/3(火)五竜ゴンドラ アルプス平駅〜とおみ駅 8:15→ 10:20 小遠見山→ 10:40 中遠見 → 大遠見山→12:00 西遠見山(幕)→ 13:10 翌日のアプローチ偵察












5/4(水)2:00 起床 → 04:15 出発 → アプローチ、トラバース → 下部尾根一度取り付くが、これ以上先に進められなくなったため、少し戻って懸垂下降。もう1つ上のルンゼを上がり再度尾根に出て更にその先のルンゼからロープを出す。

1P目 鎌田:ルンゼを上がる。上からスノーボールが落ちてくるので途中で左のブッシュを途中まで上がりピッチを切る。スタンディングアックスでリードビレイ。

2P目 aya:ブッシュを抜け正面雪壁、左側にまたブッシュのところを雪壁の右側を巻く形でまた1P目出だしのルンゼの上部に出て、ギリギリ雪の合間から出ていた木の枝で切る。鎌田さんは自分だったら雪壁左のブッシュ上がってたなー、素晴らしいルートどり、とのお言葉♪


3P目 鎌田:ルンゼの上部、やはり上からスノーボールが落ちてくるのでなるべくさくさくっとトラバースし、斜め上方向にポツンと見えてる木目がけて登り、ロープも丁度一杯になりピッチを切る。


4P目 aya:岩壁目指して幅の広い雪面を直上。岩壁に取り付けると思いきや深いシュルンド。少し右上にあがり切る。腰がらみビレイ。

5P目 鎌田:右側に登りさらに少しトラバースした後、岩泥露出した嫌らしい壁を登る。灌木でビレイ。

6P目 aya:マチガ沢で雪訓したときのような雪壁が出てくる。ほぼ垂壁だったが、少し上部を崩して登る。そのまま尾根を上がっていきボディビレイで鎌田さんを迎える。



7P目 鎌田:



8P目 aya:



9P目 鎌田 :右側が切れてる。雪混じりの岩壁登場。下部を登って灌木で切る。

10P目 aya:水に濡れて腐ってやわなハイマツもあって雪がないところはなかなか緊張。次の岩壁の下で切る。灌木でビレイ。




11P目 鎌田さん:

12P目 aya:岩壁登場。ハーケン2本あり。左側は完全に雪がなく、右側は切れ落ちてる。岩壁正面右にはここが登れずに右側のルンゼに一旦懸垂下降したのか残置スリング付きのハーケンが2本打たれていた。ぎりきり雪がついてるところを右回りでハーケンにプロテクションをとって登る。足場の雪と雪の落ちた岩にいい足場がとれずなかなか緊張した。この日私にとっては2番目の核心ピッチ。
13P目 鎌田:こんなに悪いとこあったかなーとこのルートを以前も登ったことがある鎌田さんが前ピッチを登ってきたが、そのあとリッジ左側を登り岩壁を少し上がってロープ一杯になったところで切る。


14P目 aya:岩壁の雪がないバンド状のところを上がり、少し草付き岩泥ミックスを上に上がる。もう少しロープ伸ばせたが、バンドのところでちょっとモタモタしてしまったので、時間かかりすぎてはいけないと、少し直上したところで切る。
15P目 鎌田:ルンゼを登る。リンクカムを一箇所使う。ルンゼを上がってそのあと左上に回り込みハイマツで終了点。感動の景色!







達成感のあとはホッとして緊張感も少し緩んだからか疲れがドッと押し寄せ、五竜までの登りがきつかった。。。疲れながらも山頂をふみ、五竜山荘あたりで日没を迎えた。テン場まではヘッデン下山。下山したら日中テン場は風が強かったのか、テントのフレームが曲がってしまってテントがぺしゃんこになっていたというハプニング。



翌日最終日はゆっくり目スタートで、鎌田さんの筍ご飯と鶏肉の香草焼きを食べ、良い天気の中さくさくっと下山。下山は早かったものの渋滞にはまり、帰宅は結局いつもくらいの遅い時間になった。山も下界もコロナ前の活気を取り戻し始めてきた感じ。

