20220416-0417 権現岳東稜

■日程:2022/04/16(土)-0417(日)

■メンバー:aya(緑、記録)、鎌田(ベルニナ山岳会、L)

■ルート:権現岳東稜

 

04/15(金)前夜発、適地で前泊

 

04/16(土)1日目 05:00 起床→ 06:30  美しの森駐車場出発 → 09:15-09:45 出合小屋 → ゴルジュ → 11:10 尾根取り付き → 14:20 1P鎌田さんリード → 2P 前半ayaリード、後半鎌田さんリード → バットレス基部到着 → 15:35 3P ayaリード → 16:10 4P 鎌田リード → 17:15 幕営 2月に鎌田さんたちが雪深さのあまりラッセル地獄で撤退した権現岳。今回その時のメンバーは予定が合わず来られないということだが、鎌田さんは今シーズンリベンジしたかったようで、ご一緒させていただいた。さらにラッキーなことに登りたかった核心部のピッチをリードさせていただいた。 道の駅清里のこの時期の名物鯉のぼり 美しの森駐車場出発 出合までほぼ沢は渡渉。私は途中一回少し足首まで片足がドボン、鎌田さんも出合小屋目前に最後の渡渉でドボン。   出合小屋到着。 帰り幾ら帰るだけだからと言っても、今日よりさらに水量増えてそうだしまたあの渡渉をやるのかと思うとやだねーと出合小屋について休憩中に鎌田さんと話していたところ、あとからやってきたソロのお方が天狗尾根を登る予定で下山は真教寺尾根で下りるという。なるほどー。   渡渉が多かったので、奥のゴルジュに雪がなかったら撤退か?!と心配していたが、セーフ。雪があって雪の上を歩いて抜けられた。   そして左岸側のルンゼを上がって尾根に取り付く。雪・泥・岩・草付きのミックスで注意しながら詰めた。 尾根は最初雪がほとんどついてなかったが、すぐ雪が出てきた。 が、残雪期&気温が高い日が続いてたからか、踏み抜きほど深くは落ちないが、足元がしまってるところを一歩でも見誤ると膝くらいまで落ちる二段落ちに見舞われ、体力を消耗しまくる。鎌田さんと先頭を交代したものの、ペースが上がらず、すぐ交代していただいた。   少し手前からアイゼンを付けてロープを繋ぐ。     1P目:鎌田さん 出だしは他の方の記録を見ると、ロープを出してる方と出してない方がいたが、我々は出した。 2P目前半:aya(写真なし) バットレス基部まで行くつもりだったが、上部がどうなってるのかよく見えなかったので、途中で切った。 2P目後半:鎌田さん   バットレス基部の支点。ここから3P目スタート。 雪全くなし 3P目:aya(写真なし) 核心部はピカピカの新し目のペツルが打ってあって、プロテクションがあまりとれないと思っていたので拍子抜けした(ハーケンやリングボルトも途中にあり)。今回は核心部は雪が全然ついてなかったので、またいつか来る時は雪のあるときに来てみたいと思った。幕営装備しょってのクライミングだったので、ピッチ切るところがテラスになっていて足がホッとした。   4P目:鎌田さん(写真なし) 登攀部が終わり、もうロープも必要ないエリアまで歩みを進めて振り返ると富士山が。 旭岳、赤岳、阿弥陀、硫黄岳がよく見える。   ハイマツぼーぼーエリアを抜けたところがとても良い幕営地だったので、軽く整地して幕営。   右手前から権現山頂〜三ツ頭〜天女山。 右トンガっているのが編笠山。   4/17日曜は満月(ピンクムーン)らしく土曜のこの晩はほぼ満月。テントからお月見。   食事は今回は個食。が、鎌田さんはいつもどおり、色々素敵なおつまみを用意していて、ご相伴にあずかった。お肉がすごい〜。 お酒で鎌田さんはいつもどおり(いつも以上に?)ご機嫌でいつもより遅い時間の22時半か23時くらいまでいろいろ楽しくおしゃべりをして就寝。  

04/17(日)2日目

05:00起床 → 07:00 テン場出発 → 07:55 ツルネ → 10:50 真教寺尾根分岐 → 13:12 牛首山 → 14:45 美しの森駐車場

渡渉問題さえなければ、ツルネで降りたかった〜と思うくらい、2日目の行程は登攀やロープ出すところはなかったものの、なかなか歩きガッツリルートだった。真教寺尾根分岐まで行くということは、テン場からいくつかアップダウンを繰り返しさらに赤岳への登りをピークは踏まないもののかなり山頂付近まで登るということであり、渡渉以外で言えば、道的には楽だけれども、体力的・時間的にはハードな方を選んだことになる。。。そして下りにすぐ飽きてしまう性格上、あの長い尾根は本当に飽きてしまった。。。> < 私は下りで飽きてくると歌唄ったりしてしまうのだが、昨日のぐずぐず雪の足元二段落ちで足が結構疲れていたこともあり、歌う気もなく、黙々と歩いた。昼くらいからあられ雪〜雨が降り始めていたが、駐車場に着いたら止んでいた。

一昨年の天狗尾根、昨年の旭岳東稜と登って、今回が権現岳東稜。チャレンジアルパインによると、八ヶ岳東面の卒業試験(ルート)と書かれていたが、確かに他の2本より登攀部分は少し難しく感じた(雪がついてたらまた違うと思うが)。3つのルートを登って見ての感想だが、どのルートもそれぞれ違って、楽しい。ルートを登ることは冒険であり楽しい。一緒に行く仲間と同じ目的に向かってトレーニングして達成すること、幕営での語らいの時間、など、全部が楽しい。仲間(おそれ多くも鎌田さんは私から見たら大先輩だが、登るときは仲間)がいるということは本当に幸せなことで、ありがたいな、と思う。固定パートナーがいなくてそれが悩みではあるが、地道に続けていれば誰かが見ていてくれて声かけてくれたり、一緒に行けるようになってる、ということを恩師に教えてもらったけれども、本当にそうだなと思う。


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