谷川連邦 魚野川 万太郎本谷

L:大林(記録)、江原

8月最後の日曜日、ジャブジャブと水に戯れるのも良いかと万太郎本谷へ向かう。昨年7月、雪渓が残っていて逢沢パーティーは敗退したらしいが、今回は時期も良い。
江原号で入山。JR土樽駅でビバーク。ホームで寝ていたら、翌朝、山小屋泊のハイカーに起こされる。車で茂倉岳登山口Pへ。車をデポ。

そこから、対岸に渡って万太郎取付を目指し林道を歩く。いよいよ遡行を開始するも、まずは河原歩き。右手に関越トンネルの換気口を見て、ようやくオキドウキョ手前の6m釜滝へ。私、へつり中、ツルテンジャボン。予想外に早くも泳ぐ始末となってしまった。続いて、オキドウキョのトロ20m。ここが本当の泳ぎ(そう、長くはない)。バンドをへつることもできるが、私はもう濡れているし、泳ぎの練習をするかとトロで泳いで遊ぶ。江原も左岸の岩に登ってトロへ飛び込んだりして遊んでいる。彼はでかいから、飛び込むとすさまじい。さっき我々を抜いていった3人パーティーは、抜け口で呆れて見ている。

さあ、そろそろ遊びも終わりかと抜け口へ泳ぐ。しかし、後ろを振り返るとさっきまでいた江原がなかなか来ない。そう、彼はやってしまった!メガネを水中に落としたらしい。釜近くで落としたので流れもある。2人で付近を潜水する。何回か水底まで潜るもかなり深い。しかも、流れがあるのがよく分かる。メガネをかけている私も外して潜水しているため、横山やすし状態、どこやどこやとよく見えない。やれやれ、メガネをしている人は気をつけましょう。

一ノ滝着。3人パーティーは右から取り付いている。我々は左から行けないかと見るも残置ピン有。大林リードで約40m。二ノ滝、これは問題なしで右よりノーザイル。その上で他のパーティーはビバーク準備中。やはり、この付近が最適か。そして最後の核心、三ノ滝着。ここは右より落ちてくる三ノ滝沢が見事。江原リードで、下段右から15m。上段右よりスラブ約40m、そして左の落ち口へ。

核心を終え、我々は源頭付近でビバークする予定だったが、そんな所はないではないか!仕方なし、抜けることとし、沢をつめる。やがて、笹が広がりガスの国境稜線へ。ついでに肩の小屋に寄る。管理人常駐にするため、改修工事中。そのせいか宿泊者少なし。水場を考え、大障子ノ頭避難小屋まで歩く。先着有。我々は小屋の横にテント泊。翌朝は、万太郎山、そして吾策新道を下る。帰りの道中、江原のメガネなし運転が、一番の
核心だったかもしれない。
<コースタイム>
8月31日(土)
P6:58 ~ 取付8:00 ~ 一ノ滝上12:07 ~ 三ノ滝上13:55 ~ 肩の小屋16:09 ~大障子避難小屋17:50泊
9月1日(日)
小屋7:50 ~ 万太郎山8:35 ~ 取付10:55 ~ P11:28


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