赤木沢~薬師沢左俣

L:東出・斉藤(記録)

念願の黒部・赤木沢に行ってきました!(一昨年台風接近の為山域変更した合宿のリベンジ)当初2泊の予定を短縮した為、超~駆け足になってしまいましたが充実した山行でした。薬師沢左俣は遡行図がない (情報が少ない) 分、先の展開を楽しみながら遡行でき、久しぶりにワクワクするひと味違った沢の楽しみ方を見つけた気がしました。

8/12

19:30 府中発。松本から安房トンネル経由で打保まで。道路地図を見ると奥飛騨温泉口駅から打保に入れるようになっているが行ってみるとH.14.10.31までトンネル工事中で通行止めになっていた。迂回路に指示されている双六テント村経由の道まで戻る。この道は整備されていて地図で見るより走りやすい。最初からこちらを通ればよかったなどと言いながら24:30打保に到着。

8/13

5:15 打保発。神岡新道の始点から歩き始める。1時間ほど歩くと車道が平行しておりここまで車で入れたのだが出発時に地図で確認しなかった為無駄な労力を使ってしまった。7:10 水ノ平。ここまではかなりの急登でいつもの如く遅れて到着すると東出さんが空を見ながらこの先どうするか考えていた。ラジオで天気予報を聞くと午後から雷雨で2-3日はパッとしない空模様と言っている。ツェルトで雷雨を凌ぐのはツライ。かなり敗退ムードが漂っていたがとりあえず避難小屋まで行ってみようということで歩き始めると先ほどまでの曇天がウソのように晴れ間がのぞいてきた。ここで急遽今日中に赤木沢を下ってしまおうということになりペースをあげる。しかしペースが上がったのは東出さんだけで私は相変わらずノロノロ。

12:10 北ノ俣岳着。稜線から薬師沢左股を下降し途中の枝沢から赤木平に上がるとそこは別天地!当初の計画ではここで1泊する予定だったがここで雷雨に遭うと悲惨なので後ろ髪を引かれながら通過する。いよいよ赤木沢へ。13:30大滝上の二俣着。大滝下で小休止した後はひたすら下る。2-3ヵ所巻き道を使ったがほとんどの滝はナメか階段状で楽しい。振り返って美渓を堪能したかったがとにかく東出さんのペースが速く追いかけるのが精一杯だった。

15:00 赤木沢出合着。防水のパッキングをし、釣り師の方々が見守る(?)中、淵に飛び込む!ここまで駆け足で来て余裕がなかったのか気がついたらTシャツ1枚で泳いでいた。さすがに寒い・・ガタプルになりながら1時間ほど本流を下降した所にちょうどいいテン場がありツェルトを張る。(出合付近のテン場はすでに満員。)河原で焚き火をしながらボ~っとしていると色々な事を思い出す。やっぱり沢って良いなぁ~。

8/13

6:15 テン場発。撤収している間に3パーティー、薬師峠小屋まで行く間に3パーティーとすれ違った。今日だけで一体何パーティー赤木沢に入渓するのだろうか・・・それに比べすぐ隣にある薬師沢左俣は忘れられた存在のようだ。

7:45 薬師沢左俣出合着。左俣の遡行図は登山大系にも載っていない。入渓してから30分以上ゴーロ歩きが続く・・・案外このまま終わってしまったりしてなどと考えていた所にやっと滝が現れる。2-3ヵ所高巻きするがあとはスイスイ登れる。1ヵ所だけヌメっている滝があり念のためザイルを出してもらうがハーネスではなくザックの腰ベルトに通しただけなので気休め程度でしかない。

11:45 遡行終了。師匠のいつもながら素晴らしいルートファインディングのおかげで途中の二俣を右に入り北ノ俣岳山頂直下、神岡新道分岐に直接ツメ上がる。そのまま両足の爪が悲鳴を上げる急坂を一気に駆け下りて17:00打保着。1時間以上も前に到着していた東出さんは荷物の虫干しまで終えて待っていた。神岡新道は降雨直後ということもあるが一部田んぼになっているところがあり靴はドロドロ (+_+) 替え靴は必需品。

帰り道、釜トンネルから松本までひどい渋滞で結局温泉にも入らず深夜帰京。途中立ち寄った諏訪湖では花火大会が行われていた。


投稿する

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)