西丹沢皆瀬川系クラミ沢

■日時 6/26
■場所 西丹沢皆瀬川系クラミ沢
■メンバー Aya, Yone (記)
■タイムテーブル
8:00 八丁橋
10:00 間違えた二俣
10:30 クラミ沢
17:30 八丁橋

沢登りには魔物がいる。はじめてすぐのころに先生が教えてくれた言葉である。ずいぶん時間もたちいろいろ経験はしたが、やはり沢登りには魔物がいるのを実感した山行であった。まだまだ修行が足りない。

梅雨の合間をぬって西丹沢へ。東はヒルが大発生しているということで西にしてみたものの、すくなくとも皆瀬川はすでにヒルだらけであった。ヒルファイターをこれでもかとスプレーしたおかげで少なくとも吸血されずにはすんだが、今後は必需品となるだろう。

8時に八丁橋を出発するが、この時点ですでにヒルと「こんにちは」してしまっていた。いきなりテンションが下がる。花じょろ道の入り口を過ぎて30mくらい進むと皆瀬川へ降りる階段がある。

皆瀬川に入り5分もすると支沢が出てくる。沢の向きと地形が違ったので、そのまま進む。左岸に台地が発達してそこを通り過ぎると東向きの滝がある。これだろうと考え、滝を登りだす。しかし後ほど気づくがこの時点ですでに間違っていた。

久しぶりの沢登りでもあり、ロープワークを復習しながら進んでいく。沢は涼しく汗はすぐに引いていく。台風の爪痕か倒木があちらこちらにあるものの、明るくのんびりした雰囲気だ。沢の中なら、ヒルもいないので、ゆっくり進む。

垂直の5m滝は巻いてもいいが、登っていい程度である。Yoneは登ろうとしたが、古いフェルトシューズで滑りやすくさらに手掛かりが欠けてしまったのであきらめた。Ayaさんも果敢にチャレンジして登ろうとする。滝の抜け口まで順調に進んだが残念、ここでドボンしてしまった。その際に足を痛めたとのこと。

顕著な二俣まで来て違和感を感じて、GPSを確認したところ隣の沢にいることが判明orz。シーズン初っ端からやっちまった感いっぱい。Ayaさんの視線が沢の水温程度には冷たくなる。

地図を確認するとこのままトラバースすれば少なくともクラミ沢には戻れそうである。問題はクラミ沢へ降りる場所であるが小さい枝沢があるので、そこを狙う。

トラバースを開始するとあっという間にヒルが寄ってくる。尾根を一つ乗り越えると作業道がある。この道を利用してさらにワープ、クラミ沢へ向かう。作業道はうまい具合に枝沢まで延びている。最後は泥だらけの壁をずりずり這い下って枝沢へ入る。そこからは10mでクラミ沢へ戻る。

メインのゴルジュは残念ながらパスしてしまったがまた今度で。

その先にあるいくつかの小さなゴルジュはあぶなげなく越えていく。

 

有名なもろい滝は本当にもろい!!!いかにもガバで安定しているかたまりも引っ張ったとたんにポロリと抜ける、いやすぎるーーー

もろい滝を抜けるとほぼ詰めである。さて噂によると詰めすぎるとにっちもさっちもいかなくなるということ。まずは大岩をひとつ越えてみる。

その先は急激に狭まっている。なかなか面白い詰めである。

Ayaさんがドンピシャの場所で尾根に上がれるところ見つける。そこは岩壁が緩み直径20cmの樹がゴルジュ沿いに生えている。この根っこにつかまりながら尾根へと上がる。そこからは30分ほどで稜線にでた。

 

ワリ沢下降の予定であったが沢にもヒルにもおなかいっぱいだったので花じょろ道を下っていく。

小粒であるがシーズン初めに足慣らしに良い沢であった。


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