笛吹水系 東沢 釜ノ沢東俣

■日時 2019/06/08(土)~2019/06/09(日)
■場所  釜ノ沢東俣
■メンバー  gunsouさん、some2(記)

【6/08】
東京発06:00→西沢渓谷駐車場9:00→ホラ貝のゴルジュ→魚止ノ滝→千丈のナメ→西俣分岐→広河原15:00
【6/09】
広河原7:00→大ナメ滝→ポンプ小屋→甲武信小屋9:30→戸渡尾根→西沢渓谷駐車場12:30

今年こそはやってみたいと思っていた沢登り。まだ装備は完全には揃っていなかったが、とにかく行ってみた。一応奥多摩の小さな沢でちょっとだけ「予習」をしておいたが、今回がデビューと言って差し支えないと思う。今回遡行した釜ノ沢東俣はデビュー戦に使われることも多いらしい。元登山道ということもあり標識やピンクテープが随所にあるので、バリエーションルートにしてはちょっと親切すぎるかもしれない。直登が難しい場面では大体明瞭な巻道があるので迷うことはなく、ロープは一度も使用しなかった。

二日間通して雨が多く、また標高も結構高かったことから、行動中も寒さを感じる場面が結構あった。また知識不足のため防水対策が十分できていなかったので、具体的な話は省くが結構甚大な水害被害(笑)を被ってしまった。それでも綺麗なナメ滝や青色の淵など、これまで見たことのない景色の中を遡行するのは新鮮で、辛いと感じることは全然なかった。

今回は沢登り自体もそうだが、焚き火デビューでもあった(キャンプ場は除く)。雨の影響により焚き火ができるか危ぶまれたが、幕営地の広河原は木々が生い茂っていたのであまり降られることはなく、濡れていない枝も調達することができた。gunsouさんから風向きや焚べる枝の順番など焚き火のノウハウを教わり、無事火をつけることができた。冬場のガソリンストーブもそうだが、沢登り中の焚き火にも登山者を癒す力があると感じた。

二日目は稜線までの詰めと、戸渡尾根のデプローチは道がぬかるんでいて滑りやすく、結構骨が折れた。沢は上部まで行くと急峻になるので、沢登りは詰めが結構ハードだということを知った。

今回は初めての沢登りだったが、少し懐かしい気持ちも感じた。ハイキングから登山を初めて、徐々にフリークライミングや冬山などに手を出すようになったが、それらはやりこむにつれて最初の頃の「山歩き」とはどんどん別物になっていく。沢登りは他のバリエーションと比べて歩きの要素が強いからかもしれないが、ハイキングに通じるところがあると感じた。以前の自分は山を歩きながら徐々に変わっていく景色を眺めたり、次に何に出くわすのか想像したりすることが好きだったなぁ、と思い出して少しほっこりした。沢登りのことは結構好きになれるかもしれないと感じた。


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