笛吹水系 東沢 鶏冠谷右俣

■日時 2019/06/23(日)
■場所  鶏冠谷右俣
■メンバー  gunsouさん、Sさん(会員外)、some2(記)

西沢渓谷駐車場7:30→ホラ貝のゴルジュ手前→鶏冠谷入口9:00→飯盛沢→12mナメ滝→逆さくの字滝→→40m大滝→戸渡尾根12:00→西沢渓谷駐車場14:00

当初はホラ貝のゴルジュに行く予定だったが、雨による増水で登れる状態ではなかったので鶏冠谷右俣に転戦した。私は今年の3月に凍った乙女の滝を見ようとホラ貝の横を通っているのだが、その時とは比べ物にならない水量だった。沢登り初心者の自分にも、今回は登るべき時ではないということが感覚的に理解できた。できれば今シーズン中にリベンジしたい。

鶏冠谷右俣は雨の影響はあまりなく、12mナメ滝の高巻きがやや悪く1度だけロープを出したが、その他は快適に登ることができた。ただ序盤に一度だけルートを間違え、飯盛沢に入ってしまい少し時間をロスした。水量が少ないためか分岐地点に中洲の様な場所ができており、その奥にある本流に気づかず支沢に入り込んでいた。以前にもこの沢に来たことがあるSさんが言うには、前回とは景観が大分変わっていたとのこと。沢登りには遡行図を眺めているだけではわからないこんな難しさがあるらしい。登山の中でも特に沢登りはその時の状況によってルートが変動しやすい、ということが最近ちょっと分かってきた。

ルートの後半はひたすらナメ滝だった。綺麗な景色だったが長すぎて最後はちょっと飽きてしまった。今回他のお二方はホラ貝を想定してラバーシューズを履いていたが、私は他に持ち合わせがないのでフェルトシューズだった。結果的にナメ滝の多い今回のルートでは、フェルトシューズのほうが相性が良かった。ラバーソールはナメでは結構滑りやすくて苦労するみたいだった。冬山は基本的にどんなときも冬靴&アイゼンスタイルだが、シチュエーションに応じて靴を使い分けるところはフリークライミングに近いみたいだ。登攀系の沢に向けてラバーシューズも欲しくなってきたが、買ったばかりのはずのフェルトシューズもすでによれてきてしまった(笑)

ロスもあったが、今回はメンバーの足並みが揃っていて参考タイムより早くトップアウトすることができた。私的な話をすると、少しずつ沢の中での歩き方がわかってきた気がする。効率良く歩くためには、水線からいたずらに離れないこと、顔を上げて視野を広く保つことが重要らしい。

沢登りデビューしてから雨ばかりなので、早く梅雨が開けてほしい。

遡行中に見つけた1~2級程度と思われるスラブのボルダー。ノーマットスタイルで登れるくらいメンタルが強くなれば、沢登りをしながらボルダーの開拓ができるかもしれない。


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