甲斐駒ヶ岳

■日時 8月17日(木)〜19日(土)

■場所  甲斐駒ヶ岳

■目的  アルパインクライミング

 

甲斐駒ヶ岳へ行ってきました。予定では中央陵と赤蜘蛛ルートを登る予定でしたが、天気が悪く赤蜘蛛には取り付けず、中央陵は途中敗退でした。それでも僕にとっては多分初の「アルパインクライミング」だったので勉強になることが多かったです。
17日
芦安駐車場からバスを乗り継いで、北沢峠アプローチし、山頂経由で拠点の岩小屋へ。途中晴れ間も指したが岩小屋に到着した13時過ぎから天気が悪くなりガスってきた。岩小屋到着後に、踏み跡から岩場へ向かう。水場と取付きを探すが視界が悪く苦戦した。水の流れる音はしているのに音源を探すのに苦労しました。中央陵の取付きについては見付けられず(残ったヨネさんが後で発見)この日はアプローチ敗退でした。「アプローチ核心」ってこれのことかーって実感しました。

取付きへのアプローチ

岩小屋に戻ってビバーク、悪天により天井の岩が濡れてたり、ナメクジがザックに落ちてきたりとかなりジメジメした空間立ったけど、寝不足でのアプローチで疲れていたので自宅のベッドのように熟睡しました。

岩小屋ビバーク

18日
早朝から赤蜘蛛ルートを登る予定でしたが3:30に起きると雨。寝ながら待機していると7時頃に雨が止む。赤蜘蛛は時間と午後の予報的に厳しいので、前日取付きを発見した中央陵を行けるところまで登ることにしました。水場を通過してすぐ取付きはありました。昨日は視界が悪い中水場を探すのに苦労しましたが、場所がわかっるとあっさりたどり着けるもんだ。登り始めるとすぐ雨が降ってきました。1ピッチ目は技術的に難しくは無いんでしょうが、ホールドもスタンスもビチョビチャだと結構怖かったです。クラックには泥がたくさんつまってました。環境シビアだなー。2ピッチ目から雨が本降りになってきました。ルートも不明瞭で、さらに頭上で落雷の音がしたので敗退することに。岩小屋へ戻り、明日も悪天のため下山しました。

中央稜1ピッチ目

19日
湯川へ転戦。駐車場側の岩場は比較的渇いていて登ることができた。コークスクリュー、サイコキネシス、北京の秋を触る。北京の秋ではリードした際に、4つめのプロテクション(c4#0.3)でテンションをかけた際にカムがすっぽぬけて一つ下のプロテクション(x4#0.3)でなんとか止まった。降りたあとに、止まったところのカムがワイヤーが切れており辛うじて引っ掛かって止まっていたことが判明した。正直超危なかったようです…。余裕がなくしっかり観察してプロテクションをセット出来ていなかったようです。今後プロテクションセットの際はクラックと決まり具合をもっとよく見ること、小さいサイズのカムだけでは強度に不安があるので、ナッツの併用をもっと積極的にしていくことを心掛けようと思います。危ない思いはしましたが、それでもクラックは奥が深くて面白いと改めて感じました。

ワイヤーの切れたX4


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