穂高 屏風岩 フリークライミング/甲斐駒ケ岳 赤石沢奥壁Aフランケ スーパー赤蜘蛛

穂高屏風岩

■日時 8月8日(土)〜16日(日)

■場所  穂高 屏風岩 甲斐駒ケ岳 Aフランケ

■目的  アルパインクライミング

■メンバー 米田さん(9,10,11)、飯田さん、北野さん(9,10)、タナアミ(記)

■メニュー

・穂高屏風岩東壁 ”雲稜”ルート

・穂高屏風岩東壁 ”フリークライミング”ルート

・甲斐駒ケ岳Aフランケ ”スーパー赤蜘蛛”ルート

■日程

8/7(金)新宿ー上高地

8/8(土)上高地ー横尾ー穂高屏風岩T4

8/9(日)穂高屏風岩東壁”雲稜”ルートー横尾

8/10(月)横尾にてレスト

8/11(火)横尾ー穂高屏風岩”フリークライミング”ルートー屏風岩T4

8/12(水)屏風岩T4ー横尾

8/13(木)横尾ー上高地ー松本ー伊那ー仙流荘

8/14(金)仙流荘ー北沢峠ー甲斐駒ケ岳山頂ー黒戸尾根八合目

8/15(土)黒戸尾根八合目ーAフランケ”スーパー赤蜘蛛”ルートー黒戸尾根八合目

8/16(日)黒戸尾根八合目ー甲斐駒ケ岳山頂ー北沢峠ー広河原ー甲府駅

—————————-穂高屏風岩東壁”雲稜”ルート—————————-

⚫︎日時 8/9(日)  ⚫︎天候 快晴(くもひとつなし)

⚫︎米田&北野グループは前日(8/8)に雲稜2p目まで登攀し、扇岩テラス隣の台テラスでビバーク、8/9に下降した

⚫︎飯田&タナアミグループは前日(8/8)にT4まで登りビバークし、8/9にルートへ取り付いたが、快晴で日差しを遮るものがなくタナアミが熱中症の症状が出たため、3p目終了点から撤退した

⚫︎飯田さんは3p目終了点までフリーで登攀

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梓川を渡渉するポイントには”岩小屋跡”の道標あり

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道標の反対側には梓川の土手、その先に屏風岩がみえる

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T4から見た屏風岩 中央より右側の凹角が雲稜ルートの1p目

0005195ホテル”大テラス”

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——————–穂高屏風岩”フリークラミング”ルート————————

⚫︎日時 8/11(火)  ⚫︎天候 曇り時々晴れ

⚫︎”フリークライミング”は、東壁ルンゼルートに沿ってクラックをつなげたオールフリー、オールナチュラルプロテクションで登るルート

⚫︎02:40に横尾を出発し、04:20T4尾根に取り付き、06:00にT4に到着

⚫︎06:30にルートに登攀開始(T3)、18:00頃に終了点(雲稜6p目終了点)に到着

⚫︎T4に下降したのは19:00過ぎになり、T4にてビバーク

⚫︎飯田さんは全ピッチフリーで登攀したが、セカンドのタナアミはデイジーによる確保やA0を交えながらの登攀となった

⚫︎目に見える核心は3p目のハング下クラックのトラバースだが、PD(プロテクション ディフィカルト)の4p,5p目が精神的な核心だったとのこと(カムを決めるクラックが乏しいため、ランナウト距離が強烈に長かったらしい)

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目に見えて分かる核心は3p目のハング下クラックトラバース

—————甲斐駒ケ岳Aフランケ”スーパー赤蜘蛛”ルート—————–

⚫︎日時 8/15(土)  ⚫︎天候 曇り時々晴れ

⚫︎8/13(木)に予定していた穂高屏風岩東壁ルンゼ下部(取付〜T3)は、雨のため中止に。その後の天気予報の悪さから、天候が良い南アルプスへの転戦を決断

⚫︎8/14に北沢峠から甲斐駒ケ岳ピークを通り、黒戸尾根八合目の岩小屋にてビバーク、8/15にルートに登攀し同岩小屋に戻りビバーク、8/16に甲斐駒ケ岳ピークを経由して北沢峠に向かい、下山する計画となった

⚫︎”スーパー赤蜘蛛”は、赤蜘蛛ルートをフリー化したルートだが、恐竜カンテでのルートが赤蜘蛛ルートと異なり、スーパークラックと呼ばれるクラック(70m)を登攀するルート

⚫︎05:00に岩小屋を出発し、アプローチに迷いながらも(fixロープがないと下るのも困難だった)、09:00過ぎにルートの取り付きに到着

⚫︎09:30にルートに取り付き、17:00過ぎに終了点に到着

⚫︎飯田さんは全ピッチフリーで、セカンドのタナアミはフリーとアッセンダーによるロープ登高で登攀した(悔しいが1p目アブミで離陸ができなかった、2番目のピンまで5cm届かなかった 人工を交えた赤蜘蛛ルートの最初の核心らしい)

⚫︎4p終了点の大テラスはビバークが可能なほど広く、ルート終了点からの懸垂下降でもアクセスできそうだった(懸垂下降用の支点はなかったので用意する必要あり) スーパークラックにのみ挑むクライマーもいるのかも知れないと思った

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北沢峠から甲斐駒ケ岳へ、アプローチだけど甲斐駒ケ岳のピークを踏めたのはうれしい

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黒戸尾根八合目は標高2800mあたりなので、それなりに寒かった シュラフカバーのビバークではカッパとダウン、ザックに足を入れて寝た

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ルート取り付きから見たAフランケ

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恐竜カンテの左側壁に走るスーパークラック 下部1p目の核心は終了点間際のシンハンドサイズ 上部2p目はハンドジャムが良く効くが終了点間際にまたもやシンハンドサイズになるとのこと

 


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