■日時 9月19日(土)〜21日(月)
■場所 穂高 滝谷
■目的 アルパインクライミング
■メンバー 小林さん、タナアミ(記)
■天候 3日間とも晴れときどき曇り
■タイムテーブル
9/19(土)沢渡駐車場0630 – 07:00上高地バス停 – 10:00横尾10:15 – 13:00涸沢14:00 – 16:30北穂テントサイト – 18:00就寝
9/20(日)05:30起床06:15 – 06:45縦走路との分岐 – 07:00T1テラス – 07:30ルート取付09:00 – 12:00ルート終了点12:45 – 13:10北穂高小屋 – 14:00北穂テントサイト14:30 – 16:30涸沢
9/21(月)05:30起床06:00 – 08:00横尾 – 12:00上高地
■コメント
『その険しさから「飛ぶ鳥もかよわぬ」、そして「岩の墓場」といわれる滝谷。岩の墓場ゆえ、アプローチの下りでは浮き石、堆石が多く閉口する面もあるが、林立する岩塔、せりあがる岩尾根に囲まれた景色は壮観だ。』
書籍チャレンジアルパインの滝谷のページにはそう書いてありますが、まさにそのとおり!でした。
アプローチの核心は懸垂下降支点のあるT1テラスを見つけることにあると予想していましたが、残念ながら?ドーム中央稜ルートは混み混みでした。T1テラスには先行する2パーティが留まっていたので、なんの困難もなく見つかってしまいました。アプローチで迷わないのは良いことなのですが、実際に迷わず取り付きについてしまうと、少し寂しい気持ちになります。”取り付きについたら登攀の7割は終わった”と聞いていましたが、ドーム中央稜に関して言えば、そのとおり! あとはルートを粛々と登っていくだけになってしまいました。
チャレンジアルパインにはルート終了後の縦走路への復帰について何も記載ありませんが、終了点から岩塔を右から巻くか、左に回ってルンゼを下りるかすれば復帰できます。
「アプローチ」は、ルート取り付きへ向かうことですが、ルート終了点からベースや一般登山道に戻ることを、なんていうのでしょうか? 懸垂下降などで取付きに戻るルートでは”一度来た道”なので何の問題もなく戻れますが、トップアウトするなどで”一度来た道”でないところを通るのには、それなりに慎重になります。「帰還する、復帰する」の意味をもつ単語として「リターン」なんてどうでしょうか? 「アプローチ」を事前に調べるのと同様に「リターン」も計画する上で重要な項目です。
北穂高岳からみる滝谷
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