明神岳東稜
■日程:2021/4/24(土)〜4/25(日)
■ルート:明神岳東稜
■メンバー:aya(緑、記録)鎌田(L、ベルニナ山岳会)、関(ベルニナ山岳会)
前夜発で出発。
このメンバーで行くのも爺ヶ岳東尾根、旭岳東稜に続き三度目。
この冬はアイス上達したい&雪稜に行きたい、という目標があり、行きたいルートなどもリストアップしていた。経験増やして自信をつけたかったのと行きたいルートであったので明神東稜のお誘いを受けた。鎌田さんは三度目の正直?関さんも昨年鎌田さんと行って天気見合わせでルート変更して行けずにいた。ということで、今回メンバーに入れていただけたことにまずは感謝。
そのために4月のマチガ沢雪訓にも参加。
4/23(金)夜出発
1日目:4/24(土)
朝 6:30上高地BT
コロナ禍、GW前、残雪期、さらに早朝とは言え、ここまで人がいない河童橋に驚く。
雪少ない。。。この日の幕営地のラクダのコルに雪があるのかすら不安になってくる。
明神館のところで知人の3人パーティーと遭遇。12月にジョウゴ沢でお会いし、1-2週間前にクライミングジムでお会いして以来。行き先は同じ明神東稜。
通り道でもある穂高神社奥宮。安全祈願して参拝していく。
宮川のコル手前。
9:20 休憩@宮川のコル
上宮川
10:40 ひょうたん池
睡眠不足と連日の残業の疲れからか、ayaは調子が出ず少し遅れ気味。このあとも遅れるかも、と伝えておく。右側に見えるのが前穂北尾根。
12:15 関さんトップ。第一階段。
関、行けそうか?みたいな会話。
ミックスというかだいぶ雪がない第一階段。
3人ともフリーで。
12:50
ここは斜度もあり、ロープを出す。
関さんの体力は底無し。(本人はきついのは一緒と言うけれど、本当?)
短い距離だけど、先に行かせてもらう。
13:30
なかなかの高度感。
関さんはルーファイが苦手らしい。ときどきトレースに惑わされていた。
そんなときに鎌田隊長の「お〜い関〜、そっちじゃないんじゃないのお〜〜」という声がけが。
14:20
ラクダのコル
奥に見えるのが霞沢岳。
鎌田隊長とayaは、写真撮りまくっていたので、関さんがラクダのコルでお待ちかね。
14:25
ラクダのコル到着。幕営組としては一番手。
取り付きのすぐ近くが風も弱め&壁も作りやすそう。テント設営開始。
この日の我が家。
登ってきたほうを振り返る。
通称パノラマ銀座。燕〜大天井〜蝶ヶ岳
晩ご飯。
2日目:4/25(日)
3時起床
朝ご飯。
5:00
取り付きからロープ出し。
5:45
バットレス登攀開始。雪なし!
1P 鎌田さんリード。
穴ズボズボ。
バットレスを上がってくる関さん。
6:20
2P 鎌田さんリード。
3P ayaリード。(写真なし)
7:10 登攀終了。
明神岳主峰到着。途中雪もパラつき始め、ガスガスで視界悪し。
7:50
主峰から急な下りの南面を降り、Ⅱ峰取り付き到着し、登攀開始。鎌田さんリード。
昨日ガイドさんグループがラクダのコルで幕営せずに昨日のうちに主峰まで抜けていっていたが、新し目のフィックスが張られていた。
コルの東面。
8:20
Ⅱ峰登攀終了。
昨日もラクダのコル(幕営地)で隣同士になった知人パーティーが主峰に到着。関さんのスリングの忘れ物を回収してくださったようで、後日受け取る。
ロープをしまい、ここからは下山開始。懸垂で降りられそうな場所があるのかどうか。。。
西穂方面
8:40
晴れてきて、上高地がよく見える。
Ⅲ峰、Ⅳ峰、が見える。
自分たちの昨日登った明神東稜がよく見える。
Ⅲ峰、Ⅳ峰のアップダウンを通過し、
Ⅴ峰から南西尾根を下、途中から前明神沢に入りシリセードやグリセードや足スキーで降りるが、昨年骨折して完治してる箇所がなんかぐらつくというか違和感があり、思い切りよく滑れず、鎌田さん・関さんからだいぶ遅れをとる。。。
13:00 登山口到着
13:30 河童橋
13:40 上高地BTでソフトクリーム。
ひとつの山行が終わると、達成感・充実感とともにその山行の振り返りをしつつも次の山行や夏山の計画のことを考え始める。山屋ってつくづく山から離れられない性分だなと思う。アルパインはハードだけれども、行きたいルートがあるからこそ、それまでにトレーニングしたり調べたり準備をする。行きたいルートに行ったときの達成感や感動はもちろんだけれども、それまでのプロセスや、実際その山行中、気の合うメンバーと楽しく安全に、そしておいしい山ご飯を食べながら語らうのが私にとっては醍醐味で、とても大事にしている。鎌田さん・関さん、また行きましょう♪