■日時 12月27日(日)
■場所 笠間
■目的 ボルダリング
■メンバー 飯田(記)、熊田、山崎
■天気 晴れ
ボルダリング山行第二弾は茨城県笠間市にある笠間ボルダー。
笠間は小川山、瑞牆がシーズンオフのこの時期、花崗岩に触れる希少な岩場だ。
着いたらまず道路沿いにある大黒岩を適当に触る。
朝8時に到着して結構早いほうだと思っていたのだが既に何人かは登っていた。
最初に触った高めアンダーでスタートするやつはパラダイスゲート 7級らしい。
アップにならないかもしれないがサムライ返し 初段が空いていたので触ってみることにした。
前にも一度触っているが、右足の結晶立ち込みが厳しい。
じわじわ立ち込むのが出来ないので、ふわっとデッド気味に立ち込み次のスローパーを抑える。体が上がればプッシュしていた左手に足は難しくはなかった。
熊田さんたちは裏側にあるアンダークリング 4級を登っていた。
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笠間に来たらやはり花崗岩フリクションを活かしたスラブやバランス系の課題を触りたいと思う。
のでラブ岩にあるラブタッチ 3級を触ることにした。
ラブタッチ 3級は小柄な岩の丸っこいフェイス両端を抱き込むようにして登る課題。
粒の荒い花崗岩はスローパーとしてよく止まるが、あんまりパンパン叩いていたら翌日手のひらが真っ赤になっていたよ。
リップまでの距離は短いのだが、両手を挟み込んだ姿勢の状態で足を上げるのが意外と難しい。皆であーだこーだ言いながら奮闘トライ。
最終的には左カンテを引き気味にちょいレイバック調に右足を上げた。上がってからのマントルもまた悪かった。
ラブタッチやったら次はこれでしょってことで、ワシントン倶楽部 2級。笠間を代表する課題というのはよく聞く。
スタンスを一つ上げたらすぐにリップまでは手がとどく。しかしそこが悪く、すぐ左にあるコブ上のスローパーまで手を伸ばしたいのだが、その一手が近いようで遠い。
左足スタンスに体重を載せて、しっかり腰を壁に寄せないと左手が出せない。そこがすごく絶妙なのだ。こういう課題はハマるとなかなか抜け出せないが熱中する。面白い。
ワシントン倶楽部にハマったので気分転換に他の課題も触ることに。
Q番 二段が空いていたので登れないとわかりつつも触ってみる。
やはりスタートの一手に可能性を感じない。この課題は離陸態勢が極悪すぎる。
シンプル岩の方にも行ってみる。
石器人スラブに手を出してみるが、前に来た時よりも高度が出ない。やはり硬めのステルスオニキスソールだとこの手のスメアリングはきつい。
そのうちに日が暮れてきて気温も下がってきた。
さっきよりはフリクションも上がっているだろうということで、ワシントン倶楽部に最後トライ。
やはり昼間よりは状態がよく、すんなりとコブ状まで行けた。コブを取ったらそれはもう必死のマントル。登れた。
笠間らしい三つの好課題が登れたのはよかった。
でもほんとに登りたいのは笠間らしくない前傾課題の「Q番」なんだよな。
またこよう。