大仙丈ケ岳三峰川岳沢-リアルなデイアフタトゥモローを経験

■日時 12/26-27
■場所大仙丈ケ岳三峰川岳沢
■メンバー Yone (記)
■タイムテーブル
12/26
3:30 駐車場
5:30 北俣・南俣分岐
8:30 営林小屋
12:00 岳沢越え
13:30 岳沢出合
15:30 F1アプローチ滝下(幕営)

12/27
9:00 F1アプローチ滝下
12:00 岳沢越え
16:00 営林小屋
20:00 駐車場

2019年度に敗退した三峰川岳沢、前回は3月という中途半端な時期で、重い雪により敗退。今回は雪がまだ薄い年末に再チャレンジしてみた。雪は薄いもののゴーロはかなり歩きにくく、倒木の嵐、重い荷物により相変わらずつらいルートであった。滝は凍っていたものの釜は凍っておらず、ドボンしてしまい、あえなく敗退。

年末から新年にかけては冬型が強まるという予想であった。そこで12/26からの週末に絡めて岳沢へ向かう。
大曲の駐車場には車は停まっていない。おそらくこの週末に入るのは自分だけか。相変わらず荷物が重い。できたら本日中にF4までは越えたいので3時半過ぎに出発。北俣・南俣分岐までは順調。南俣を登っていくといきなり大崩れである。土砂の中を歩いていくので少々気味が悪い。渡渉はあったが、すべて飛び石を伝って越えて行けたのはラッキーであった。

前回偵察していた1409m地点からすぐに尾根に入る。100mほどひいこらと登っていくと立派なトラバースルートが目の前に。これを伝っていくとほぼ水平で営林小屋へ到着した。

しかし順調だったのはここまでであった。雪がまだ薄いためにゴーロは引っかかるし、倒木の嵐で遅々として進まない。荷物もだんだんと肩に食い込んできている。それでもようやくアイスセクションに到着。シーズン初めの肩慣らしで登ってみる。

今年はずっとボルダリングジムに通っていたので、登っている感触は悪くない。

岳沢越はお昼くらいに到着。赤札に導かれて、岳沢側へと降りていく。

三峰川に降り立つとここもゴーロ地帯で歩きにくい。結局F1アプローチまでアイゼンをはいていたが、億劫がらずに脱ぐべきであった。

岳沢出合からはソーメン流しがきれいに見える。天気もよく、登攀意欲がわいてくる。しかし足は相変わらず重い・・・

F1アプローチは滝はしっかり凍っている。また奥に見えるF1もしっかり凍っているので今回は上まで抜けられそうである。

F1アプローチは釜が凍っていないので、わきから飛び石と氷をつないで滝に取り付く。滝の氷は薄く、アイゼンを入れると鈍い音が鳴る。氷を壊さないように慎重に歩をすすめる。

そしてF1と思いきや、F1アプローチを登ったすぐのところの淵は全く凍っていない!!!なんてこった、滝が凍っているだけではダメなのね・・・面倒くさがって、へつりか巻きかで探っていたら、思いっきりドボン。全身ずぶぬれになってしまった。

水につかっているときは良かったのだが、自ら上がったとたんにパリパリと音が鳴って(本当に聞こえた)、凍っていく。靴も濡れているので、行動できない。

しょうがないのでここで幕営。

ガス缶を使って乾かすが、やはり靴に入った水はそのまんま。翌日は天気が良かったがあきらめて撤退となった。


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