小川山

■日時 4月16日(日)

■場所  小川山

■目的  フリークライミング

■メンバー  E田さん、タナミー(記)

■天候  晴れ

■ルート  ロリータJUNKO、ジャーマンスープレックス

■コメント

ロリータJUNKOは、春の戻り雪の1p目終了したあたりにあるスラブとは思えないくらい傾斜がある5.12aルートです。

第1クリップー第2クリップが最初の核心

最初のムーブは、胸上くらいにある外傾したダイクをホールドにして同じ高さにある右側のポケットに足を上げて、のマントリング。体幹を上げた後は手を返してダイクに乗り込むのですが、ダイクの上側には顕著なホールドがあるはずもなく、ホールドを期待してエイヤ!といくと危ういところです。そのムーブをこなすと第1のクリップがあるのですが、このムーブに万全な確信がなく、元にもどれないとプロテクションなしでフォールするというメンタル的な核心があるのです。それをこなして第1クリップするとルートの核心がやってきます。E田さん、かなり苦労していました。

トップロープで1トライだけ触りましたが、ホールド・スタンスともに小ちゃくて悪かった。ボルダーでいうと2級くらいになるのでしょうが、ルートになるとかなり難しく感じます。リードだとクライムアップしたのは良いけれど、次のホールドの悪さにがっかりする場合、けっこう焦ります。落ち方を気をつけないと危ないことになります。

ジャーマンスープレックス

ジャーマンスープレクスの核心って岩が白くなっている部分です。それまでは薄いダイクがあったりして、手と足をうまく使って重心を移動してバランスクライミングで登っていきますが、核心部分はホントーになにもない! バランス確保のために手を岩にのせているだけで、足のスメアリングのみになります。久しぶりというか、今シーズン初の小川山スラブでスメアリングの感覚がなくなっていました。片足切って片足のスメアリングで立ち込もうとすると、なぜか足の指が”掻き込み”し始めて”面”でなく”点”でのることになって、その結果ズルッとすべりました。

E田さんも登りましたが、「本当になにもないね。ロリータJUNKOの方がまだあるよ」。ロリータJUNKOより傾斜がないジャーマンスープレックスですが、核心はホールドと呼べるものはないのです。

金峰山荘が営業を始める前の小川山は、とても静かでした。5月の連休からいつもの賑わいが始まるのでしょう。4月の小川山は寒いことはなく、けっこういい環境で登れることがわかりました。


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