小川山

小川山
■日時 7月31日(日)

■場所 小川山

■目的 フリークライミング/ボルダリング

■メンバー E田さん、Kumaちゃん、mikeさん、クロ

■天候 晴れ

■メニュー

マルチピッチクライミング (E田さん、クロ)屋根岩二峰セレクション

ボルダリング(kumaさん、mike )

・一筆岩 筆スラブ(5級)、達筆(3級)
・忘却岩 忘却の果て(初段)
・流れ岩 流の中に(1級)

・第二河原岩 河の辺りで(3級)



■マルチピッチ組 コメント(クロ記)

10:00 登攀開始-15:40登攀終了-16:30取付き

今回のセレクション(6P、5.8(5.9))は、今後の山行に向けたマルチピッチのトレーニングとして、E田さんのオールリード、クロのオールフォロー形式で登りました。取付きから5P目までは各ピッチ毎に先行パーティー待ちの渋滞に巻き込まれてしまい、当初の予定よりもずっと時間がかかってしまいました。

前回5月15日のセレクションでは、5P目のトラバース、6P目のクラックをエスケープして、III級のルンゼのルートから登りましたが、今回は5P目、6P目も登攀するフルコースです。セレクションのいいところは、その名の通り6ピッチ全てに個性があり、いろいろなクライミング技術をギュッと凝縮して経験できること。

灼熱の石焼きスラブ(2P目)

灼熱の石焼きスラブ(2P目)

 

今回の登攀を通して見えたクロの今後の課題は、フレアしたクラックにジャムを決める感覚を覚えること、ホールドやスタンスが少し悪いところでもできるだけ登攀スピードを落とさないこと。フィジカル系が弱点。鍛えます。

涼しくて快適なチムニー

涼しくて快適なチムニー(3p目)

 

でも、前回登るのに苦労した箇所の一部をスッと登れたり、クラックの割れ目にスタックしたロープを回収するトラブルにも自力で対処できたりといった、成長も少しはあって嬉しかったです。

E田さんのリードでフォローするのは初めてでしたが、フォローのことを考えたランニングビレイの取り方やリードとしての安定した登攀を目の前で見ることができ、勉強になりました。今後に活かしたいです。

今回の下降は、懸垂下降ではなく、終了点を背にして右側のワイヤーロープを伝って歩いて降りました。最初は、ワイヤーロープにPASでセルフビレイを取りながら歩きます。ヴィア・フェラータの気分が少し味わえます。足元はザレているところにクライミングロープで確保されていないのでそれなりに緊張します。

ヴィア・フェラータもどき

ヴィア・フェラータもどき

 

ワイヤーロープがなくなってからは、踏み跡をたどってどんどん下っていくとパノラマコースにでました。踏み跡は小川山スタンダードでかなりはっきりしています。パノラマコースに出たところで、「左:金峰山荘、右:パノラマコース」の案内表示がありました。トポと付き合わせて、右に行くと、またどんどん下るし、歩く距離が予想以上に長く不安になりますが、道なりに下れば取付きのケルンが右手に見えます。



■ボルダリング組 コメント(mike記)

外岩でのボルダリングに慣れていない私は、kumaさんに案内されて石楠花遊歩道付近のボルダリングエリアへ。この辺りは木陰が多く、河原が近くて涼しい。ブヨ対策のミントオイルをふんだんに使ったせいか虫に悩まされることもなく、一日中快適にボルダリングを楽しんだ。

一筆岩 ”筆スラブ”でアップしたあと”達筆”に挑戦。リーチのある人は右手でガバを持てるが、kumaさんも私も中継として左のポケットを取るところまで進んで忘却岩へ。初めて触る初段の“忘却の果て”。私は3手目くらいまでで諦めモードだが、難課題に熱心に挑むkumaさんの情熱に感服。

その後は二枚敷いていたボルマットを各自1枚ずつにして私は先日kumaさんが落としたした“流の中に”に挑戦。Kumaさんは近くに手ごろな課題を探しに行った。“流の中に”は中段にあるフレークに手に足で立ち込めるかが前半の核心。何回かやっているうちにできぞうな気がしてきて、7回目くらいで無事フレークに立ち上がることができた。が、ここから先のマントリングが怖い。これというホールドがなく、足位置も微妙に立ちこみにくい。下をみると一枚だけのボルマットが随分下に横たわっているように見える。Kumaさんが、近くにいるなら、もう一枚重ねてもらおうと、「kumaさん、kumaさん」と叫ぶが、無反応(後で聞いたらトイレに行っていたとのこと)。代わりに一筆岩でマットをお貸しした家族連れが「どうしました?」と声をかけてくれた。そしてマットをもう一枚重ねていただき、さらにスポットにまで入っていただくことに。

お蔭様で、恐怖と戦いながらも右手の小さなポケットを中継して足を上げて行き、無事立ちこみ登ることができた(ありがとうございました)。仮にも一級とついた課題を登れたことは嬉しいが、この手に足ムーブだととても一級とは思えない。グレードの見直しが必要だろう。

“河の辺りで”はかなり前傾していて、私は3手目を取るのがせいいっぱい。Kumaさんはかなり登りこんでいて、あと一歩で登れそう。

nagarenomamani

日が傾いた頃には2人ともかなり寄れてきて、玄関岩を触ってから4時頃撤収した。


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