小川山

■日時 8月7日(日)

■場所 小川山

■目的 トラッドクライミング、ユマーリング

■天気 晴れ

■メンバー

E田さん、クロ、mike(記)

■メニュー

クレイジージャム5.10d ★★★★

小川山レイバック 5.9+★★★

陽のあたる場所 5.9/10a
■コメント(mike記)

ボルダリング組のKumaさんと別れ、クラック特訓およびユマーリングの研究を目的に親指岩へ。

小川山レイバックはすでに他パーティーが登っていたため、いきなり朝一からクレイジージャム。

E田さんが華麗な登りで張ってくださったトップロープで、まずはクロが出だしから下部のシンハンドになる辺りをトライ。シンハンド部分はレイバックで登る人が多い中、クロはハンドに徹して何度もチャレンジしていたが厳しそう。

crazyjamKuroさて私の番。シンハンド部分を最初はハンドにしてみたがなかなかキマった感が得られず、レイバックに切り替える。レイバック姿勢だとホールドのかかりも良く左足のスタンスもあるので、安定して登れる。そこから上はハンドが気持ちよく決まるサイズで、足ジャムをキメながらぐいぐい快適に登って行く。だがクラックの幅は次第に広がって行く。フィストでだましだまし登るが、すぐにフィストも効かなくなりみるみる疲労が蓄積されて行く。ワイド登りのレスト体勢を取ろうとした頃にはもう力尽き、2/3くらいの高さのところで降ろしてもらう。初トライで思ったより上まで行けたのは嬉しいが、ここで全身の力を使い果たした感じだ。やっぱりワイドは難しい。

裏側の小川山レイバックが空き、右側の垂壁でクロとE田さんがビッグウォールに向けてユマーリングを研究。アブミを二つ使って試行錯誤していると、近くを登っていた男性がアブミを使わず片足にロープをかける方法を教えてくださった。その方法ならスムーズに登れるようだ。

ようやく疲労から回復した私は小川山レイバックを初リード。前回疑似リードで登ったこともあり、迷いなくスムーズに登ることができた。layback

ワイド入門として名高い「予期せぬプレゼント5.10a★★」をやろうとお殿さま岩に向かうが、すでに取り付いているパーティがいたため、トンネルをくぐった反対側にある「陽のあたる場所」にチャレンジ。まずE田さんがトップロープを張るため、リードで登る。最初はチムニーだが段々スクイーズチムニーのサイズとなり、上に行くほど狭くなる。登るためにはフレアして広くなっている外側(手前側)に出たいが、4番のカムを決めようとすると狭い奥の方を登らざるを得ず、身動きが取りずらそうだ。E田さんは手前の凹角に出てからステミングで少し登り、左側のテラスへ移って上段のチムニーへと姿を消した。

hino続いてクロがトップロープでチャレンジ。終始ビンビンにテンションをかけながらも驚異の粘りで1時間半かけてトップアウト。がんばる~

時刻は16:30になっていたが、この課題をやる機会はそうないかも知れないと思い、私もチャレンジ。スクイーズチムニーでは壁に適度な凹凸があるので、バックアンドニーで何度かレストしながら体力の消耗をコントロールすれば、トップロープで登る限りそれほど難しくなく、落ちる気はしなかった。だがプロテクションを取りながら登るとなると一気に難易度があがるだろう。リードで登るなら、キャメ6番やビッグブローがあれば心強いだろう。

E田さんはこのルートをユマーリングでも登ってみたが、ユマーリングの性質上、どうしても体が支点の真下に入ろうとするため、クラックの奥の方に挟まれて登りにくいようであった。

登った本数は少ないものの、ワイド、スクイーズチムニー、ハンドとトレイニングできて私にとっては充実した一日だった。


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