小川山

小川山
■日時 10月9日(日)~10日(月)

■場所  小川山

■目的  フリークライミング

■メンバー  E田さん、some2、タナミー(記)

■天候   10/9 午前中雨 午後曇りのち晴れ 10/10晴れ

■メニュー

10/9  屋根岩2峰”セレクション”でマルチピッチ

10/10 午前 妹岩”カサブランカ”、”タツノコ太郎”でクラッククライミング

マラ岩の”レギュラー”でフェイスクライミング

10/10 午後 シャクナゲ遊歩道エリアでボルダリング

扇岩”扇子”、第二河原岩”河の辺りで”、忘却岩”忘却の河”、流れ岩”流れの中に”、一筆岩”達筆”

■コメント

新たに会員となったsome2にマルチのシステム理解とクラッククライミングを覚えてもらおうということで、小川山に行ってきました。


屋根岩2峰セレクションは、リードがE田さん、セカンドがsome2、サードがタナミーとなり、some2にはマルチの体験をしてもらいました。

セレクションの5p目

セレクションの5p目

タナミーは1p目のクラックでグランドフォールした経験があり、ちょいとナーバスになりながら登りましたが、やはり1p目は苦手ですね。リーチがあるとリップを一気に取ってしまうのでしょうが、それができずに少しもがきました。

4p目のワイドクラック。スタンダードは木登りしてからフェイスに移るのですが、今回はワイドクラックを攻めてみました。ワイド登りをすこしはかじったので登れましたが、右足内くるぶしを削られてしまいました。流れた血がクライミングシューズのふちに溜まるという、、、。

5p目のトラバースでのメインイベントは、”ハイハイ”。ん? というよりも”ホフクゼンシン”ですね、あれ。タナミーだけザックを背負って登っていたので、ザックをビレイループにぶら下げて”ホフクゼンシン”。でもザックがうまいことハマってしまう、、、。


妹岩でカサブランカとタツノコ太郎でジャミングの練習です。

カサブランカの核心は真ん中あたりでのフレアしたハンドクラックです。親指の根元にある母指球筋をふくらますために、親指を手のひらに入れ込みバッチリ決まれば、手に力を入れずともジャミングしたハンドでしっかりホールドできます。これがふつうのハンドジャミング。ところが、いくら母指球筋を膨らませても、手前側が広がっているフレアクラックではバッチリとハンドジャムが決まらないことがあるのです。このときの対処法は2つあって、1つ目は逆手にすること、2つ目は親指以外の4本指をうまく使うことです(この辺りを詳しく解説している方がweb上にいらっしゃいますので、説明は省略します)。

some2も唯一、テンションをもらったのがフレアクラックあたりでジャムがよく効かないと言っていました。去年、タナミーはフレアクラックは逆手にしてなんとか踏ん張って登った感じでした。今回は順手のジャミングで登ることができました。コソ練してた甲斐があった。

タツノコ太郎って、パッと見たところワイドクラックです。しかし奥まで手を入れ込めばハンドジャムが良く効くクラックで、ワイドクラック登りを強要されるのは上部のレイバックで登る部分です。レイバックって全身に力を使うので大変です。タナミーは今回、正対ジャミングで登ってみました。E田さん曰く「ニージャムが良く効いて、ノーハンドレストできる」。ということで膝を差し込んでみたところ、見事にノーハンドつまり両手が自由になりました。しかし代償がありました。タナミーには膝よりちょいと広めで、ニージャムを効かすために膝の内側をクラック内部に押し付けることになり、つまりは内股にずっと力が入り続けるという、下半身だけプルプル状態でした。両手が自由だけど内股が不自由になるってという、、、。


妹岩のお隣になるマラ岩にあるレギュラーは二つ星★★の花崗岩フェイス入門ルートです。いっつも登る人が列をなして並んでいるルートなので敬遠していたのですが、今回は待ち時間なく取り付けたので、タナミーだけ登らせてもらいました。フェイスクライミングの典型といった感じで楽しく登ることができました。


シャクナゲ遊歩道のボルダーエリアでE田さんオススメの課題を幾つか触ることができました。お目当の”忘却の河”はジムのごとくに人が溢れ、やっぱ人気課題ってこういうもんで、集中して登るっていうのが難しいと感じました。

some2は”流れの中に”を見事に完投して外岩最高グレードを更新したようです。タナミーもスラブの”扇子”を登ることができ、最高グレードが一気に上がりました。


小川山に泊まりで来るとき、BBQセットを持っているメンバーがいることが多かったのですが、今回はそういうものを持たないメンバーだったので、BBQをするためにいろいろ考えました。

テントサイトのなかで都合良く、石で丸く囲まれた焚き火台仕様になっているところを見つけ、金峯山荘で網をレンタルし、BBQにありつけました。山行前に本気で手頃な焚き火台を検討しましたが、小川山のシーズンはもうおしまい。来シーズンにまた検討することにしましょう。


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