■日時 10月22日(土)
■場所 二子山
■目的 フリークライミング
■メンバー E田さん、gunsouさん、some2さん、タナミー(記)
■天候 曇り
■記録
秩父地方にある二子山。5.11台、5.12台が多いスポーツクライミングエリアですが、唯一あるマルチピッチが中央稜で、アンダーナインの初級ルートです。石灰岩という岩質は角が立ち、クラックはあってもパラレルな場所を探すのが一苦労する、ガタガタクラックです。ここをカムのみをプロテクションにする”縛り”をして、登ってきました。
核心ピッチは3p目の緩斜面にひざがすっぽり入るような広いクラックです。このピッチには2つの核心がありました。1つ目はひざが入るようなクラックが閉じる部分。それまでクラックのフチをうまくホールドにできるのですが、この部分はホールドが少し遠めになります。そこを過ぎると2つ目の核心です。石灰岩の特徴的な凹凸のあるスラブにフレークが重なりフレアしたクラックの部分です。一見スラブの凹凸は高低差がなくホールドにならないように見えますが、よく探すと見つかり、クラックも奥まで手を入れればジャミングはできるので変則的なクラック登りもできます。フレークを使ってレイバックも可能です。どちらにしても全身の力を使うので、ちとハァハァいうこと間違いなしです。
3p目以外は、スタンスに乏しくても、ガバという幸せホールドがあるので、楽しく登れました。タナミーgunsou組は6,7pをリンクして登りました。60mロープだったのでリンクしたのですが、伸ばしたロープは50m以上。6p目の終了点を超えたあたりから、引きずるロープのずっしりする重みをひさしぶりに感じました。
5.10を登れる人ならば、このルート、是非カムのみで登る方が楽しいと思います。カムのセットはパラレルな部分を探すのが基本ですが、そんな部分、ほとんどありませんので、セットに関していろいろ試行錯誤をしなければいけないからです。タナミーは初めての中央稜でしたが、”カム縛り”で登ってみてこれが正解、だと思いました。もしかしたら”ナッツ縛り”もできるのでは?と思いました。その場合、ヘキセントリックみたいなデカイサイズも必要かも。それはそれで新たな楽しみ、ということで。