谷川岳 マチガ沢本谷 ケルン30周年記念山行

L:曽山、多久和、江原、浜野(記録)
前夜、多久和さんに拾ってもらい水上インターへ。谷川岳Pで曽山さん、江原さんと合流し、少々酒を飲み就寝。
翌朝、マチガ沢出会に車を置き、7:30頃厳剛新道を登り出す。天気はまずますだ。展望台から踏み跡に沿って沢に降り、マチガ沢本谷の遡行開始。自分は幾度となくびびってモジモジし、お助けヒモの力を借りて登る。スラブやナメが多く楽しい。途中一カ所、滑りやすい滝があったのでロープを使用。ここにはハーケン、ボルト、スリングなどのお助けグッズが盛りだくさん。
やがてガスが濃くなり、どれが何の滝だかよく分からないまま遡行していく。その後、比較的大きめの滝(ハーケン数個あり)を巻いてしばらく登ると奥壁の様な所に突き当たってしまった。ルートを間違えた可能性大。東南稜に沿って行くみたいなので、適当な所で右にトラバースして草付のリッジ上、ちょっとしたテラスに出る。そのまま草付を登って行くと岩場があり、これをトラバース気味に登って右側の沢筋をつめる。途中、オコジョが現れて楽しませてくれたが、自分はモジモジ君の真っ最中だったのでチラ見しかできなかった。好奇心が強いらしく何度も出たり隠れたりしていて、その様はなんとも癒し系である。稜線まであと少しという所でトザイコールが聞こえ、返すと「早く登ってこいよ」との事。佐藤仁さんの声だ。急いで駆け上がりオキの耳に行ってみると仁さんの姿は無い。皆の所にいるものだと思い、小屋経由でケルンの所に行くと、今回の記念山行参加者が集まって談話していた。ここにも仁さんの姿は無い。リンゴとお茶をいただき、一息ついて皆で仁さんを探し回る。しかしどこにもいない!トマの耳にも小屋にもいない。頂上から転落したら大騒ぎになって気づくだろうし・・・。いったいどこに消えたんだと皆心配していたら突然出現。集合は1時だし、酒を飲んで気分良く藪の中で寝ていたのだそうだ。なんとも愉快な先輩である。
その後、皆で写真を撮り各々下山。仁さん、曽山さん、多久和さんは山の家で会長と合流、江原さんと自分は帰京した。マチガ沢をのんびり登り(ちょっとのんびり過ぎたが・・)最後にオチが待っていた、なんとも記憶に残る楽しい山行であった。

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