鹿島槍ヶ岳 鎌尾根

L:大林 浜野(記録)

5/1曇りのち雨

13時過ぎに信濃大町駅集合後、タクシーで大谷原まで。運転手さんの話によると、今年は雪が少ないらしい。カモシカやフキノトウに心を奪われつつも15時半頃西俣出合に到着、この頃から小雨が降りだす。確かに去年よりだいぶ雪は少ない。テントを張って偵察に行くが雨が本降りになってきてやる気を削がれすぐにテントに戻る。どんどん雨がひどくなるので、雪の状態も一日待ってからの方が良いだろうという事で明日は停滞と決める。

5/2雨のち晴れ

停滞。夜中に一度雨は止んだようだが、また降りだす。朝はガス、午後から晴れて時々雪崩の音が聞こえる。クッチャネクッチャネでウダウダ過ごす。つまみのピーナッツを食いすぎて屁が臭い。

5/3晴れ
3:30出発。北俣本谷を詰めどんどん標高を上げていく。約2時間歩いてダイレクト尾根末端。雪が少ないのかどうか分からないが、取り付きのルンゼ上部は結構急みたいだ。正直、自分の実力で確保無しで登るにははまだ早いと思った。それに大林さんは「なんかつまんなそうだなぁ」と言っていた。
というわけで、すぐ横に見える鎌尾根を登る事に。6:20、鎌尾根末端に到着、一休みして歩き出す。下部は平凡な雪稜。照りつける日差しの中単調な登り。 まるで何かの修行みたいだ。中間部にはナイフリッジが2箇所あり、景色が良いので記念撮影。途中からトレースあり。先行は左側の沢を詰め途中から稜に上 がったようだ。
ナイフリッジを過ぎると稜はのっぺりとした様相になり、最上部は雪庇の張り出していない部分ををヨッコラセと乗っ越し10時頃縦走路に出る。今回、ロープ を出す所は一箇所も無かったが、全体を通して雪が切れている所や不安定な亀裂が随所にあり、それなりに注意が必要だった。雪の状態によっては時間がかかる かもしれない。荷物をデポし、せっかくだからと南峰の頂上を踏み、赤岩尾根を下る。15:30西俣BC着。
5/4晴れ
薬師の湯で汗を流し帰京。

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