クリスマス山行 千畳敷~檜尾岳

■日時 12/22-12/24
■場所 中央アルプス
■メンバー そめ、Aya、Yone(記)
■タイムテーブル
12/22
11:00 千畳敷
15:30 極楽平
16:00 BC

12/23
07:00 BC
14:30 檜尾岳
15:00 檜尾岳避難小屋

12/24
09:00 檜尾岳避難小屋
16:00 檜尾岳登山口

今年の正月はスキーに集中するかなと漠然と考えていたために、正月前のクリスマスに山行を計画することにした。

メンバーは若手が多いのと、日程が2泊3日ということで少しゆったりとしたルートが望ましい。あまりきつくないといえばやはりロープウェイ!を利用するのが一番。となれば場所は谷川、西穂高、中央アルプスとなる。以前から中央アルプスを厳冬期に全山縦走をしたかったので今回は下見もかねて、千畳敷~空木に抜けることにした。

12/21夜に新宿を出て駒ケ根に向かう。駒ケ根BTで降りる人はほとんどいなく、皆その手前で下車していった。駒ケ根につくとそこは雨が降っていた!!!雪ではなく、これは正真正銘の雨。万が一下で濡れて、千畳敷に向かった日には凍傷、低体温症のオンパレード。さらにもし上でも雨が降っていたら即撤退。まあ、そうなったらソースかつ丼食べて早太郎温泉に入って帰るだけだが。

駒ケ根の駅までとぼとぼと濡れながら歩く。ざんざんぶりではないのだけが救いか。駅はドアもあり大変快適だ。休憩室は昼間しか入れないようである。しかし屋根があるだけで十分。夜中に最終バスで来たそめ、Ayaと合流。

早朝駒ケ根駅前から向かうバスでしらび平駅に向かう。そしたらいきなりの核心が!!!これは12cはあるぞ。なんとしらび平に向かう道が凍結しているためにバスが運行せずということ。時間は未定。菅の台バス停でしばしお待ちをということである。そうなんだよね、ロープウェイを利用するとこういったことがある。そういえば以前は千畳敷から戻るときにロープウェイが止まった気が、、、しょうがないので菅の台バス停にある待合室でしばらく休憩。やることがなく暇であるので、ビーコン探しゲームをして時間をつぶしていた。冬の神様がそんな我々に微笑んでくれたせいか1時間半ほどしたらバスが出るということ、やっふー!

菅の台からしらび平へ向かうと次第に雨が弱くなり、雪景色が出てくる。ロープウェイのればそこは冬景色。千畳敷についたら、あれ天気回復!?そうはいっても前日から降っていた雪でカール内へは入らないほうがよいと、指導員の方が警告している。確かに木曽駒方面はカール横切るし、かつ雪崩ルートをそのまま上っていくわけだから大いに危険である。

我々は空木方面なのでカールは横切らないがこちらも雪崩の危険があるには変わりない。ここは冬山である。とりあえず雪の状態を見るために空身で30分ほど踏み後をつけにいく。雪はひざ下くらいでありある程度しまっているので問題なさそう。千畳敷に戻り荷物をもって、いざ出発。

途中ビレイの練習をしながら極楽平へと向かっていく。

そして何とか稜線にたどり着く。

 

いやあいい仕事をした。このまま戻って温泉、ビール、ソースかつ丼でももいいんじゃない?というYoneの独り言には一切耳を傾けずすたすたと歩きだす若手二人。見習うべき姿である。

Yoneはもうつかれていたのでのんびり歩いていると、若手がテンバも見つけてくれていつの間にか立派なテントサイト。天気も回復傾向だし今日は快適に過ごせそうだ。

翌朝はうって変わって冬景色。エビのしっぽが見る間に成長していくようである。しばし悩んだが少なくともエスケープルートは各所にあること、最悪は戻ってくればよいのでいざ出発!どこまで行けることやら。

この辺りはまだアイゼンで進むことができるがそれでもたまに足ずぼで地道に疲れてしまう。天気は次第に下り坂になっているようだ。

 

風雪がいっぷくする岩陰で我々もいっぷく。しかし冷えた山菜おこわというのは、、、まあカチコチになりアルファ化した白米よりはおいしいが。まだまだみんな元気そうであるので先に進む。

次第に雪も深くなり場所によっては太ももまで。しかも降ったばかりでありくずれやすい。緩やかではあるが、足取りはどんどんおもくなっていく。おかしい今日中に空木の手前まで行くはずがまだ檜尾にも到着せず。

ようやく3時ころに檜尾岳到着。雪も風も絶好調。これはたまらんとすぐに主稜線を降りて檜尾岳避難小屋を探しに行く。

避難小屋は主稜線を15分ほど降りた登山道わきにある。こういえば簡単にみつかりそうであるが天気が大荒れで見つからず。最後はGPSを駆使してようやく発見。

翌朝は打って変わって快晴。

 

でも荒れた翌日は寒気が入ってきているから寒いんだよね。主稜線上の雪を見ると空木手前でもう一泊。おそらく空木から登山道でもう一泊ということで、日数が足りず。ここで敗退とする。

そうときまったらしゃかしゃか降りだす。さりげなく美しい雲海である。山に来ていてもなかなか見れない景色だ。

せっかくなのでコンパスと地図読みを練習しながら降りていく。このルートもそこそこ入り組んでいて、登山道が見えないとなかなか良い教材になります。

ついでに途中でロープワーク。まだまだぎごちないがいつかはスムーズにロープワークできることでしょう。なんといっても繰り返しが大事。

無事に登山口についたらタクシーは来れないということで菅の台までさらに1時間歩き。無事にクリスマス山行が完了しました。


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