西穂高西尾根-ワンデイ-敗退

■日時 1月11日
■場所 西穂高西尾根
■目的 トレーニング
■メンバー ヨネ
■タイムテーブル
新穂高 2:30
穂高平 4:30
西尾根取りつき 6:30
1600m地点 8:00
新穂高 9:30

クリスマス山行が消化不良気味だったので一月の終わりに冬山どこかに入ってみるかと漠然と考えていた。
しかし正月明けて急に予定がいろいろはいり、挙句に一月下旬は出張に行きそうである。
タイミングを外してしまうと速攻で冬山が終わってしまうので、平日休みを取ってトレーニングしてくることにした。

正月のトレースが利用できれば山頂まで行けるかも!ついでに稜線も歩けるかも!しかも駐車場からも近いよね!ということで西穂高西尾根にコースは決定!

木曜日東京を夜9時過ぎにでる。木曜日であるので車はほとんど走っていないので快調。

沢渡あたりにたどり着いたのは1時。このあたりから雪がぱらついている。「まじか!」天気予報では11日は0時くらいまでは多少あるかもしれないが、高気圧が張り出してくるはずであった。星空は全く見えない。安房トンネルを出るとそこそこの勢いで降っている。これでは正月のトレースは間違いなく消えそうだ。

2:00についた新穂高の駐車場にはすでに10cmくらい雪が積もっているし、雪もまだ降り続いている。やむ様子はあまりない。「明日高気圧張り出すからきたのに!」とブツブツつぶやきながら車で少し粘ってみる。当然天気は5分で変わるわけないのでのろのろと準備をする。

出発は夜中の2:30。トレースさえあれば西穂山頂~ロープウェイの駅に間に合うタイミングであるが、この雪では厳しいだろう。

穂高平小屋までの林道は意外なことにトレースが残っている。足首くらいまでのもぐりである。進むのはそれほど大変ではない。いったい何人くらいが正月に入ったのだろう。

穂高平小屋には4:30につく。まだ真っ暗である。牧場を見てみるとやはりトレースが残っている。「やばいよ、順調すぎるよ、もしかしたら本当に行けちゃうかも!」とフラグを立てたのが失敗だったか。

トレースを西尾根とりつき方向に30分ほどたどっていいくと、、、突然消えた!なぜ???周りには一切ないトレースの後はない。すこし戻ってみたがやはりほかのトレースはない。名探偵コナンでもあるまいし、空でも飛んで行ったか?

結局ここからフルラッセルである。牧場道を何とかたどりながら少しずつ西尾根に近づく。有刺鉄線付近まで来たときにはすでに6時を過ぎていてすこしずつ明るくなってきた。

有刺鉄線のところでうっすらであるが足跡を見つけた。トレースというよりはうすーーく足跡が見える。一見獣の足跡にも見えるが、歩幅から見ると人のものだ。結局正月のトレースはすべてきえたっぽい。

ここから薄い足跡をたどるがフルラッセル。まったくもって進まない。結局8時過ぎてもまだ1600m付近をうろうろしている。

理論的にはあと15時間ほどラッセルすれば山頂につくが、そもそも体力も持ちそうにない。「雪とは十分たわむれたよね!」ひとり言い訳をして撤収を決める。

たどり着くのに5時間半かかったが、帰りはわずか1時間半で駐車場に到着。

今度はもう少し雪が閉まってから来ようと日和った決心をした。

 


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