瑞牆山 調和の幻想

瑞牆山
■日時 9月24日(日)

■場所  瑞牆山

■目的  フリークライミング

■天候  曇りがちな晴れ

■メンバー  Yoneさん、タナミー(記)

■ルート  調和の幻想、エンペラークラック

■コメント

意外にもまだ登ったことのないYoneさんと、宿題が2p目,4p目,5p目に残っているタナミーで調和の幻想に行ってきた。

08時くらいから登り始めたいなというタイムスケジュールで駐車場を後にしたのだが、その時間だとまだ誰もいなかった。フリー好きの人たちよりやはり行動開始時間が早いようで、取り付きに一番手についた。テーピングをしギアを用意していると、なぜか緊張が襲ってきた。やはりフリーは登り始めるときが一番の緊張どころだなと感じた。

Yoneさんが奇数ピッチ、タナミーが偶数ピッチでつるべ式に登ったのだが、このシステムだとやはりスピーディに登れるものだ。タナミーの前回は、オールリードのオンサイトトライという贅沢クライミングだったが、やはりリードはメンタル的にも削られるのだろう。前回は15時だったが、今回は13時前に取り付きに戻れた。

1p目はなんなく登り終えた。タナミーリードの2p目は、出だしでやはり行き詰まった。キャメロット#5サイズのクラックに、前回同様に右膝がスタックした。Yoneさんは登れていたので解説をしてもらったところ、ニージャムしながらフィンガージャムで体をあげるシーケンスだそうだ。それほどフィンガージャムも上手くないうえに、体を引き上げるなんて今のところ、できないということだ。

3p目もなんなく登り終え、休憩を入れながら4p目を見上げた。木登りからスタートし、ダイクを右にトラバースして右側のカンテに、カンテを上がって幾つかのポケットをつないで左へトラバースするのが第1核心(ランナウトになるので墜落したらテラスにグラウンドフォール)、スラブ傾斜とはいえハンド〜フィストサイズのルーフクラックを右へトラバースして縦フレークを登るのが第2核心だ。タナミーは前回第2核心で、ハンドジャムが甘々すぎ、あまり経験がないのでどう登ったらよいか分からず焦ってテンションかけたが、今回は落ち着いてルーフクラックをトラバースできた。ハンドジャムがダメならフィストにすればいい、それだけだった。

Yoneさんが登ってきてのコメントは、10aグレードは2回目の右から左へのトラバースについてるとのことだった。浅いポケットから左の遠目の薄いダイクに左手を出した後のムーブにグレードがついているのだろう。

5P目の大フレーク

5p目の大フレークをYoneさんは淡々と登り、その上のオフウィズスでずりずり上がるのを見届け、いつの間にかに終了点に登っていた。フォローでオフウィズスを真っ向に登ってみたが、半分程度しか登れなかった。右半身を入れ込んでアームバーもしくはフィストジャム、左足をトゥ&ヒールでスタックさせて右足をあげて、オフウィズスに挑んだが、左足のトゥ&ヒールができないほど広がったあたりで行き詰まった。前回は真っ向勝負して50cmも上がれなかったので、すこしは進歩しているようだが、まだまだのようだ。チキンウィングは思いつかなかった。

ルートを登り終えて2回の懸垂下降で取り付きに戻った。後続パーティがいなかったので、人があまりいないかと思いきや、末端壁あたりのルートにたくさんの人が取り付いていた。

タナミーは、#5サイズの膝が入るようなサイズでの登りがまだ身についていないようである。練習をしたこともないので当たり前なのだが、このサイズを練習したいなら実際のルートを登るしかない、ということで不動沢のエンペラークラックに行くことになった。

Yoneさんがリードしたのだが、垂壁の膝がすっぽり入るワイド部分で奮闘のようだった。その後#6を二つ使いトップアウトした。トップロープならトレーニングできるかなと思い、タナミーも登ったのだが、ロープスタックが起きたのでビレイでなくなった。ロープをフィックス状態にしてプルージックで自己確保しながら登るスタイルになった。垂壁のワイド部分に着き、登り始めたらすぐに身動き取れなくなった。サイズ的に腕はチキンウィングができるほど広くないのでアームバーになるし、クラックの周りにスタンスは皆無で、純粋にワイド登りをする以外に道がなく、4点支持(?)のような状態になってしまったのだ。「テンションください!」と言ったところでプルージック確保だから無駄なので、リードのごとくクラックから身を投げ出してぶら下がった。足を1歩もあげることもできなかった。3度トライして登れなかったし、一度ぶら下がったプルージックを上にあげるなんて余裕がなかったので、回収役に徹しました。

ワイド系の登りが上手くなりたい。

 


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