■日時 1月16日(土)〜17日(日)
■場所 八ヶ岳
■目的 アイスクライミング
■メンバー 曽山さん、米田さん、タナアミ(記)
■天候 1/16晴れ 1/17曇り
■メニュー
・南沢の大滝と小滝でアイスクライミング
・懸垂下降用の支点作成の練習(アバラコフとスクリュー支点)
■コメント
アイスキャンディなら一度だけやったことがあって、なかなか面白く感じていたので、道具さえ揃えられればマジメにやってみたいと思っていました。
去年末のモモンガ総会で先輩からバイル2本を破格の値段で譲ってもらったので、そのチャンスがやってきました。去年末の赤岳鉱泉キャンディとジョウゴ沢がキャンセルになり、次回はいつ行けるのだろか?と思っていたところにまたもやチャンスがやってきました。
2日間を終えての感想は、かなりおもしろい、です。フリークライミングは自分の体のみを使っているところに面白味がありますが、アイスクライミングはバイルとアイゼンというツールを自分の体の延長として如何に機能させるか、に面白味を感じました。
アイゼン歩きが超絶下手だったのですが、ヨネさんの的確なレクチャーでアイゼンのどの刃をどう使うか?まで考えた上で足を置く、これを実行するだけでなかなかコツがつかめました。バイルの使い方はまだまだこれからで、アイゼンワークの初心がわかっただけでも、大満足です。
タナアミはセルフビレイ用にというか、とりあえずはというか、1本だけスクリューを買ったのですが、1本だけなのでペツルのレーザースピートライトにしました。こいつはかなりの良い品のようで、曽山さん米田さんともに絶賛していました。最初のねじ込みが驚くほど楽で、クランクを持ってのねじ込みもとてもスムーズなのです。お二人のお持ちのスクリューと比較してみると、かなり違いがわかりました。
初めて人工壁でないところでアイスクライミングしたけれど、落氷がとても頻繁に起きることに驚いた。それよりも驚いたのはバイルが落ちてきたこと、Tr登り終えてバイルをカラビナでギアラックにかけたつもりがゲートが半分開いていたらしかった。そして、もっとも驚いたのはリードの人が落ちて上下逆さまになったこと。プロテクションを取っている最中、バイルを刺していた氷がボロっとかけたらしい。足はアイゼンでしっかり立っているのだから頭を下にして落ちてしまう。
それにしても雪が少なかった。赤岳山荘までは全く雪がなくダート道で、車で走れば土煙を巻き上げて車が汚れるほど。南沢までの登山道は雪はほとんどなく、凍った沢が露出しているほど。そのおかげでアイスクライミングはしやすかった。
日曜夜、中央道で都心に帰るとき、笹子トンネルから大月JCTに渋滞5kmの表示が出ていた。うーん、そのあたりで自然渋滞なんて滅多にないし、どういうことだろうか?と思いつつ、そのあたりにさしかかって理由がわかりました。
雪。
なるほど、だから自然とスピード落ちて詰まり気味になるのか。気になって天気予報をみたら夜半から明け方まで東京都心でも雪の予報になっていた。
雪のない南沢大滝でアイスできたのは、ギリギリだったのでした。1日天気が早まっていたら、ね。
南沢小滝を登るヨネさん

朝の南沢大滝

南沢大滝を登る曽山さん