三ツ峠

◆参加者
M-spo(代表)、iris、taku、yone(19のみ)、gomi、arthur(文責)

◆岩場(ルート)
5/19
:中央フェイス(直登カンテ1P、逆V字ハング1P、ガババー)
:左フェイス(アパッチハング)

5/20
:右フェイス(クーロワール、T字クラック)
:中央フェイス(逆V字ハング2P)

◆記録
5/18(金)22時に新宿駅小田急前のロータリーにて集合、代表の車で出発。
相模湖バス停にてPONDさんよりスタードームのフライを受け取る。
河口湖ICを下りたあと、一軒目のローソンは食料がなく、二軒目のローソンで
無事各自の行動食を調達をする。
三ツ峠入口の駐車場に 深夜1時に到着。スタードームを張り、irisさんも合流し、
寝酒後、3:00頃就寝。

【一日目】
6:30起床。結構寒い。山をなめてはいけなかった、、、
テントを撤収し、7:45駐車場を出発。9時頃三ツ峠に到着。
四季楽園と 三ツ峠山荘の間にある丘がテント場となっており、雪を戴いた富士山と
南アルプスの360度大展望を拝む非常に素晴らしいテント場であった。
ちなみに水は10分ほど下る岩場からさらに7分ほど下ったところにある。
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IMG_1112 posted by (C)東京緑山岳会

スタードームを設営し、荷物を整理しているとベルニナ山岳会の方々3名もあがってきた。
四季楽園の中ではすでにyoneさんもスタンバっており、9:50頃、全員で岩場へ向かう。

なんとここでドラマが。。。代表がハーネスを自宅に忘れてきてしまっていた、、、
代表のやる気が一気になくなる。。。。
でも前科のあるtakuさんはなんだか嬉しそう笑

気持ちを切り替え、私とgomiさんは初の人工ということで、アブミ作りから始まった。
見様見真似でなんとか2セット作成し、準備完了!といきたいところだが、リストループ用に
通常のロープを買ってきてしまっており、テープじゃないと手が痛いのだという、、、
(そして実際にとても痛かったため、手袋をして登るはめに。。。)

作っている間にirisさんのハーネスで代表が直登カンテをリードし、トラバースして逆V字1P目にも
トップロープを張る。
そして・・・・運命の瞬間。初アブミ!!直登カンテと逆V字に別れ、それぞれ登る。
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IMG_1132 posted by (C)東京緑山岳会

最初はまったく訳が分からない世界であったが、足を”巻き込む”というテクニックを習得し、
フリーでは考えられない、登攀中にまるで座っているかのような感覚で手を休めることが
できる素晴らしい世界に足を踏み入れることができた。はじめて巻き込んだ時はあまりの
楽さに少し感動してしまった笑

yoneさんは有り余るパワーを開放すべく、ガババーという真ん中のルートをなんとアブミ
なしのA0で華麗なムーブでクリアしてしまった。
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IMG_1120 posted by (C)東京緑山岳会

そのときの代表(ハーネスがないので岩の支点でビレイに徹する。)
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IMG_1126 posted by (C)東京緑山岳会

お昼を済ませた後、アパッチハングへ移動する。
yoneさんが 華麗なアブミ捌きを見せ、リードする。
しかしそれでは終わらないyoneさん。またまたA0で登ってしまった。。

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IMG_1138 posted by (C)東京緑山岳会

私はアブミを使って登ったが、あまりのハングの張り出しに、くるっと横に一回転してしまい、まるで
自分はサーカスでもやっているかのような不思議な気分になった。。。
同じく人工初のgomiさんもかなり苦戦している様子で、私と同じく曲芸師のような感じに。。。
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IMG_1139 posted by (C)東京緑山岳会

全身をくまなく疲労し、17時にはテントに戻る。土曜のみ参加のyoneさんともお別れ。
代表がyoneさんからハーネスをGETする。

テントに戻り、四季楽園の自販機でビールを調達し、酒とつまみで落ち着いてから、
takuさんに用意してもらったシチューをみんなで作る。
具材も人参、たまねぎ、じゃがいも、カブ、ウィンナー、ベーコン、缶詰のコーン、スライスモチと
具沢山であり、 寒い夜のあったかい美味しいシチューは格別であった。

お酒も足りてよかったです。

【二日目】
前夜代表が、とりあえず5:30起床、と言ったので、がんばって5:30に起きるものの、代表が
時計をみて「はえぇな」と一言。やはり酔った勢いだったんですね。。

朝食は雑炊。なんとtakuさんが生卵2個を用意してくれ、非常に贅沢な雑炊を美味しく頂いた。

8時には岩場に到着し、空いていた右フェイスのクーロワールに代表、gomiさん、自分、
隣のT字クラックにirisさん、takuさんが取り付き、マルチピッチで山頂でそれぞれ合流。
4Pという自分にとって初めての長いルートであり、とても充実感のあるルートであった。

懸垂下降で下りた後、お昼を食べ、自分は代表と逆V字の2P以降に挑戦することができた。
1P目を登ったあと現れた逆V字ハングの威圧感は凄まじかった。なぜこんな高い位置にアパッチ
ハングが、、、、という感じであった。

今回はじめてフィフィも使い、ありとあらゆる手段でなんとかハングを超えることができた。
ほんとはもう1Pあるとのことだったが、時間切れで終了となった。
2時間以上かかったハングを懸垂ですぅーと降りているとき、安堵感からか、自分は何か
夢でも見ていたかのような気分になった。それだけ緊張して集中していたのだろうか。。。

irisさん、takuさん、gomiさんはフリーをやったり、人工の練習をみっちりしていたそうだ。

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IMG_1140 posted by (C)東京緑山岳会

15時に岩場を撤収し、テントを片づけ、16時に駐車場へ向け出発。17時半頃に車に乗る。

gomiさんがおみやげに欲しいというハーブティーを求め、河口湖ハーブ館に寄ったのち、ほうとうの
美味しいお店で腹ごしらえをし、帰路についた。

【雑記】
今回初の人工を経験でき、夢のハング越えを体験できたことが非常に嬉しかった。
まるで高所作業員のようなクライミングスタイルだが新しい岩の楽しみ方を知ることができた。
ありがとうございました。

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