小川山

■日時  10月18日(日)

■場所  小川山

■目的   トラッドクライミング

■メンバー  米田さん  飯田さん  熊田さん  都築(記)

■天候   晴れ

■メニュー  仏岩  ノーリターン(5.10c)

最高ルーフの岩峰  最高ルーフ  3P  (5.10d)

■タイムテーブル   AM7時50分  廻り目平駐車場出発→AM8時25分  仏岩到着→AM9時ノーリターンクライミング開始→PM0時30分最高ルーフ取り付き到着→PM1時最高ルーフクライミング開始→PM4時20分終了

■コメント

秋晴れ、紅葉真っ盛りの小川山にてクライミング楽しんできました

飯田さん、熊田さん、都築は土曜日夜に集合し神奈川を出発。道の駅 南きよさとにて、前泊し、日曜日、朝7時廻り目平キャンプ場へ到着。

朝7時30分、米田さんと合流して、7時50分に仏岩へ出発。廻り目平岩峰群の全体図を見ながら、実際に見えている岩場、周辺の地形を確認しつつ、クジラ岩を通過し、しばらく進むと、何本かの木に仏岩へと書かれた赤リボンの印が。 AM8時25分仏岩に到着。
既に先行パーティーがノーリターンを登っていたので、準備をしつつ、AM9時にノーリターン、飯田さんが、リード開始。

ノーリターン下部はパワー系で結構腕にくる

下部は左側に大きく開いたフレーク(5.9+)となっており、かなりのパワー系のパートのようで、腕の消耗が激しい様子が、伝わってくる。しかも、プロテクションを取る位置が難しいようで、名前の通り、一度登り始めたら、もう戻れない、行くしかないわけです。そして、上部は、フィンガークラック(5.10c)とってもきれいな細いラインが、青空に向かって伸びている。飯田さんは、前半の腕の疲れを物ともせず、サクサクとジャムを決め登って行かれた。

続いて、米田さんがリードでスタートするも、フレークの中間部あたりで、ムーブがうまく決まらないようで、三回トライするも、腕がパンプし残念ながらここで終了。飯田さんが、トップロープを張ってくださり、熊田さんから、トライ開始。パワー系のフレークはあっさりクリア。上部フィンガーは、少し苦戦し、途中で心折れかけている様子だったが、米田さんに、ちゃんと登れているじゃん!と激励され、見事にクリア。続いて、都築がトライ。身長の低い自分にとっては、離陸が核心。取り付きに手が届かないため、荷揚げの様に引っ張りあげてもらい、ようやく、フレークの末端部に手をかける事ができ、 飯田さんに、ムーブのアドバイスをもらいながら、なんとかフレーク部分を登る事ができた。しかし、もうこの段階で腕がパンプし、フィンガーはトライせず終了。

最後は米田さんがトライ。リードの時に苦戦されていた、フレーク中間部は、どうも苦手だな~と言いつつもあっさりクリアし、上部フィンガーなんて、流れるようなムーブでアッという間に終了。米田さんは、ロワーダウンの際に、苦手とされていた、フレーク中間部で、3回も繰り返しムーブの練習をされていた。本当に研究熱心で、その姿勢を見習わなければと思った。

隣のバナナクラックをトップロープで研究

午前の部は、ここで終了。米田さんは下山され、我々三名は、午後は最高ルーフへ移動。
最高ルーフ、PM1時頃よりクライミング開始。

1、2ピッチ目は、5.7のため、飯田さんはアプローチシューズのままリード、熊田さんもサクサク登って行かれ、自分も問題なくクリアと行きたいところだったが、1ピッチ目で、足を置いた位置が悪く、苔で滑ってテンション。2ピッチ目は問題なくクリア。 2ピッチ目のテラスに着いた時点で、サウスポーにトライする方がいらっしゃったため、先に登って頂き、我々は、廻り目平の紅葉を眺めたり、サウスポーにトライされている方を見学したりしながら、、小一時間ほどまったりタイム。

PM2時半頃より、飯田さんのみ3ピッチ目にトライ開始。縦のクラックは、アッという間に登って行かれ、いよいよ核心のハング下の水平クラックのトラバースへ。飯田さん曰く、手はしっかり決まるけれど、足が思ったより悪いとの事。下で見ているこちらもドキドキする。そして、いよいよチョックストーンへ。最近は、石も安定していると、書かれているらしいが、飯田さんが触ってみると、かなり動いている様子。

下手に動かすと落ちそうなチョックストーン((((;゚Д゚))))

本当に絶妙なバランスで挟まっているようで、もし落ちたらと思うと、恐ろしすぎる。飯田さんの緊張感が伝わってくる。ようやく、核心も乗り越え、3ピッチ目終了点へ。同ルートでのロワーダウンを試みるも、ルート的にロープの流れが最悪の為、チョックストーン手前で、登り返し、サウスポー側から懸垂しつつ、カムを回収し、2ピッチ目テラスへ無事に帰還。テラスより懸垂で下山し、本日のクライミングは終了。登ったルートは、2本と少なかったが、非常に学ぶべき点の多い
内容の濃いクライミングとなった。

自分の反省点としては、最高ルーフの2ピッチ目テラスへ上がった後に、ATCをどこかに落としてきてしまった事に気がつき、今回はトップロープでロワーダウンする形となってしまった。これからは、ギアがちゃんとギアラックにかかっているか、意識して、確認するように心がけようと思った。

このATC紛失の件には、後日談があり、我々が、最高ルーフ取り付きに戻った際、カムが一つ落ちていたため、金峰山荘へ落とし物として届けておいた所、 無事に持ち主の手元に戻り、その方が後日最高ルーフへ登りに行った際、落としていたATCを拾って届けておいてくださり、無事に自分の手元に戻ってきたという事があった。クライマーの良心に感謝!

今回は初めて山行記録を書かせて頂きました。クライミング初心者の自分が体験し感じた事、見て学んだ事を書かせていただきました。これからもご指導宜しくお願いします。


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