日程: 2014/2/8
メンバー: M-spo, Ryo, Yone
場所: 南沢大滝
世の中は10年に一度か100年に一度かの大雪で騒いでいること、ひそかに計画したアイスクライミング、行く前から”週末大雪だよね”, ”でも決行だよね”という会話がとびかう。稜線にでるのではないからこれはいくしかないでしょう、状況がよいときに登るだけがアイスクライミングではないよ。寒いのにも慣れるしね、さあいってみよう！
Yone家はさらに野心をもやし、2/9～2/11で家族スキーの計画。奥さんとは2/9に美濃戸で合流する予定。2/7の夜23時に新宿駅集合の予定だったが、用意のために若干遅れた。
0時に新宿出発、山梨を過ぎたあたりから雪は降りだし、小淵沢で降りた時にはすでに５ｃｍほどつもっている。テントぬらすのやだなあ、と思いつつ見てみると屋根があるところはテントが張られている、いや明日は天気悪いのに物好きな人はいるもんだ（自分達も含め）。。。なんとかテントを設置後軽く飲んで就寝。
翌朝起きていみると、雪はやみ空は快晴！！！なんてことはなく、Oh my god! 一面の銀世界。30cmは雪が積もっているので、車に戻るのも一苦労。ああでたくない～、このままぬくぬくしちゃう！？幸か不幸か雪はさらさらでみぞれではない、濡れることはないので、しょうがない出発するか。赤岳山荘への林道はすでに車がはいっていてわだちができている。これなら入れそうだね、よしいっちゃう、ということで40分の歩きをワープ。あれ、この車ちぇーんありましたっけ。M-Spo「チェーンないよ」、マジですか！！！最後の坂も無事に登り終えいやあ、よかったよかった、スタックしたらひんしゅくものだね。
準備をして南沢大滝へいざ出陣！
2，3年ほどきていなかったので時間間隔がまったくない、40分ほどしたらつくつもりだったのが、あれ、なんかまだまだつかないんだけど、急登にもたどり着いていないし。M-Spoいわく「40分は帰りの時間じゃないか」がーん、確かにそうかも、帰りはやたら速かった記憶がある。なんてこった、まだまだ半分もあるのか。
この日南沢に入っていたパーティは自分たちも含め２パーティのみ。先行するパーティを抜くとその先は踏み跡もない。地吹雪と今降っている雪で埋まってしまったようだ。Ryoがはりきって先をいく、よしがんばれ！！！Yoneはすでに疲れていたのであとからのそのそついていく。
お昼過ぎくらいに大滝の分岐点に到着、はい、どうみても人が入っていません、おめでとうございます。ここからますます素敵なラッセルタイム。そうだよね、アイスに来たんじゃないよね、ラッセルしに来たんだよね、おかしいなあ。新雪ですぐに崩れるし、あたりのみちはかなり狭いし。細い凹角の道をうまく高いところを狙って歩いていく、
それでもあっちでずぼ、こっちでずぼ、分岐から小滝まで４０分くらいはかかったか。よぅやく13時半に小滝に到着。
テントをはり、さてどうする、すでに疲れていて、もういいんじゃない、お酒でものんじゃう？？？いやいやここから登るでしょう。ますます雪が強くなっていく中を準備して大滝へ向かう。ちなみにこのとき大滝へ向かったのは正解でした。
大滝への道はさらに雪深い。ルンゼの高いところを狙っていくが傾斜が急になり下のほうに行くとすぐ埋まる、おおっぷす雪でもがいしてしまうよ、バタ足してもぬけられないよね。
Ryoの頑張りとM-Spoの探索でなんとか大滝に到着。
さあ登ってみようか。いやあ、天気もいいし快適快適、スクリューを入れるのも一苦労だし、氷は見えないし、こいつは楽しいアイスクライミング。ゲレンデは貸し切りだしね。30分くらいかけ、スクリューを大量消費して何とか登りきる。あまりにも視界が悪いのと手がかじかんでしまいおもいきりよく突っ込めなかった。
懸垂で降りていくとおおっと雪崩！！！表層２０ｃｍ、幅8mほどの雪崩が大滝基部で発生。
２０ｍほど流れたか、それほど勢いはなく人は無事だったが、、、な、なない！！！バイルがない、M-Spo, Ryoともにバイルが流されしまった、ありゃりゃ、5万円は大滝の藻屑となってしまったか。必死の捜索が続き、なんとか2本とも見つける。ふー、かなり疲れた。
気を取り直してM-Spoが登る、すでに一回登りこんでいるために、天候が悪くなっているにもかかわらず華麗な登り、やっぱり登りこみ大事だよね。
続いてRyo、途中のうすかぶりで抜けずに残念明日に持ち越し。最後にYoneが回収して本日は終了。
テンバにもどるまでにみんな仲良く雪でもがく話は省いて、もどると、、、テントが埋まっているorz。あとで聞いてわかったのだがここは過去に雪崩の事故があったことがあるやばい場所。テントを張るときには要注意。
http://www.big.or.jp/~arimochi/info.01.01.31.02.html
夜中に生き埋めはご免なのでテントを掘り起し移動する。あ～あ、アルバイトをしてしまった。この場合には自分のためにもなっているのでボランティアか。
つまみを食べながらRyoお手製のスキ焼をたべいい気分、で明日はどうしますか。Yoneはいづれにしても朝降りる予定。M-Spoらも高速がすべて通行止めになっていることがわかり朝もどることに決定。赤岳山荘から車おろせるといいね。
翌朝は一転してピーカン。素晴らしいアイスクライミング日和、ふん、くやしくないもん、また来るもんね！！！
追記
この日M-Spoは141経由関越で結局8時間。Yoneは小淵沢から鈍行で大月、大月-河口湖を往復したのち21時に八王子で家族と合流した。ちなみに翌日141経由で清里へスキー行きました。いや疲れた。
