小川山

■日程: 9/22(日)〜23(月)

 

■メンバー:池永・大塚A・大塚B(記)

 

■天候:

9/22-晴れ

9/23-晴れ

 

■アクセス:車

9/21(土)21:30ごろ大塚A・Bは東京を出発。途中、池永さんをピックアップし廻り目平キャンプ場へ向かう。24:30頃キャンプ場到着。連休だけあってテント数が非常に多い。

いつもテントを張る”Dサイト”は貸し切りとなっていたため、水場は近いがトイレが遠い”Fサイト”にテントを張る。寝酒のつもりが結構飲んでしまって、気付いたら4時をまわっていた。

就寝。

 

■山行記録:

<9/22>

8:30ごろ(?)起床。朝食をとり、この日の行動を確認しつつ支度、、10:30屋根岩方面へ。

 

◎屋根岩4峰

大塚A、大塚B、池永さんの順で、お目当てだった「ノイズイノ(5.10b★★)」に挑戦。

 

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「ノイズイノ」を登る池永さん

 

縦ダイク(岩脈)に沿って左上していく。

50mロープで超ギリギリロワーダウンできるが、やはり60mあったほうが良いかと思われる。

 

皆はアップのつもりだっただろうが、私は初っ端からアップアップ。。先に登ったAのムーブを見る限り、横ダイク周辺が核心かと思っていたが、終了点手前の方が私には核心に思えた(真相はいかに!?)。ホールドは何気にしっかりしているが、ランナウトや高度感でとても緊張した。

 

移動。。

アプローチで迷ってしまい、ウロウロしてしまう。ウロウロした結果、ソラマメスラブに行ってみることにする。

 

◎ソラマメスラブ

「ソラマメ(5.9+ ★★)」

 

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「ソラマメ」を登る大塚A

 

大塚A、大塚B、池永さんの順で登る。

『日本100岩場』には「典型的なスラブ。スメアリング入門コース」と書かれているが…”しょっぱい”! スタートで木を使うのはNGなのだろうが、使わないと出発できそうにない。迷わず木を使わせていただき、まずまずなスタートをきったが、その先がまたイヤらしく、、フンフン言ってしまう。3つ目のピンから終了点までが遠くて、怖くて一歩踏み出す勇気がない。「なぜ?なぜ? さっきのノイズイノの方がグレード的には難しいはずなのに、、」とか思いながら、結局、私は敗退。。。スラブは迷ったらおしまい! 迷わず一気に登るんだということを学ぶ。

ソラマメが登れず悶々としながら15:30ごろ下山。スーパーへ買い出しに出掛ける。

 

BBQ&宴会開始。よく食べ、よく飲んだ(笑)

(池永さんと大塚Aで一升瓶を空けてしまい、更にはウイスキーを飲んでいた。。強過ぎ…)

 

 

<9/23>

偶然に設定されていた大塚Aの目覚ましで7時に起床。「昨夜はどうやって寝たんだっけ?」などと話しながら、まずは前の晩の後片付けをする。それから朝食の準備。朝食はうどん。

朝食を済ませ、テントを撤収。荷物を車に積んで山荘付近の駐車場まで車ごと移動。

 

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最高のクライミング日和!

 

前日、辿り着けなかった水晶スラブを目指す。

 

水晶スラブを目指す途中、良さそうなスラブを発見し登ってみることに。トポを見る限り「続々オジサン岩」っぽい。全員、何も疑わず、、そこが「続々オジサン岩」だと信じ込み登り始める。大塚Aは前日の下山時に足を捻ってしまい、大事をとって、この日は写真撮影に徹する。

 

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「象の牙」を登る池永さん

◎ダンボ岩

すっかり「アフター5.9」だと思い込み、左側のルートを大塚Bがまず挑戦。核心部と思われる場所でしつこく粘るも敗退。口数ばかり多くなる。

次に池永さんも登ってみる。「アフター5.9」だと思い込んでいたので途中からやや右上していくように登っていった。あっさり完登。

池永さんが下りてくると、年配のパーティが到着。実はここは「ダンボ岩」だということを教えてくれた。しっかりピンも打たれていて整備されまくっているのにトポに載っていない。見た目は「続々オジサン岩」にそっくり。。確かに左に回り込んでもNPを使えそうな箇所はない(←「続々オジサン岩」ならば左に回り込んで「人差し指」というNPのルートがある)。きっと、この方々が教えてくださらなかったら、帰ってきた今でも、ここは「続々オジサン岩」だと思っていただろう。思い込みって恐ろしい(笑)

ちなみに…ダンボ岩は、左にあるのが「象の牙 5.10b」、右にあるのが「象の鼻 5.10c」らしい。きちんとした情報を得た上で、気を取り直し、もう一度挑戦。

大塚Bはズルをせず無言で登ることを目標にしたが、結局、、核心部で力尽きて敗退。自分的には登れそうだったので非常に悔しい。前日の「ソラマメ」に続いて、またまた課題を残してしまった。

池永さんも二回目トライ。一回目は右上して行ったが、二回目は左から(←どうやら左から登るのが正しい登り方らしい)。早い! 5分もかからずに登ってしまう。すごいなぁー

 

移動。。

水晶スラブを目指す。迷いに迷ってやっと辿り着けた水晶スラブ。到着して下を見下ろすと、なんと「ダンボ岩」の真上! 単に「ダンボ岩」の右側から上がって来れば良かったらしい。物凄いアルバイトをしてしまった。苦笑

ホッとしたところで昼食。スーパーで買ってきていたバターロールにチーズとハムをサンドして食べた。

 

◎水晶スラブ

「アバタもエクボ 5.10c ★★」に挑戦。大塚Aが見学の一日だったので、1ピン目をプリクリップし大塚Bから。先ほどの10bも登れなかったのに10cなんて…やはり登れるワケがなかった。。2ピン目にも届かず…敗退。

池永さん、核心部で苦戦。

なんか、敗退ばかりで気分が良くないなぁーということで、大塚B「越境者 5.10a」にトライしてみる。

 

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「越境者」を登る大塚B

核心部が怖くて怖くて、「ツイスト」のピンにヌンチャクをかけズルしてしまった。あまりにもズルが酷かったので、核心部の上でヌンチャクとロープを掛けた後、少し戻ってもう一度核心部をやり直す。右のやや「ツイスト」側に足を置くと非常に安定するのだが(写真)それは間違いらしく、そっちに行ってしまうと次が行けない。どうしようと悩んでいると、「アバタもエクボ」を登っている人がテンション掛けつつ待っていてくれている様子。プレッシャーを感じつつ、フンフンいって何とか登り切った。

OSでなかったとしても、登り切れて気分が晴れる。あー良かった。。

池永さんもトライ。池永さんからムーブを学びとろうと思っても、登るのが早くて見逃してしまうこと多々。そういえばケガから復帰後、初めてのクライミングだったと思が、そんなの全く感じなかった。

下山。

帰りは韮崎でお風呂に入り、La Soba で食事して帰った。

 

■感想と反省:

今回は大塚Aが初日に足を捻ってしまったので、二日目は私から登り始めるというレアなケースで、非常に緊張した。緊張すると怖くなってしまって、ズルもいっぱいしてしまった。ズル(A0)をしないで無言で登るというのが私の永遠の課題。今回登り切るきることのできなかった「象の牙」と「ソラマメ」…10月の連休にリベンジしたい。怖いと思う気持ちがもう少し少なくなれば、もっともっと上手になるのかな? この「怖い怖い病」を早く克服したい。

登るのが遅い私をずっとビレイして下さっていた池永さん、二日目ずっとカメコになってくれていた大塚Aさん、今回も本当にありがとうございました。

 

 

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2013 09 22〜23 小川山


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