剱岳 その4

8/4〜12 剱岳 夏合宿(3)のつづき

8/10(金) 5:00
起床

前日、さすがに遅くまで歩き通したメンバーや体調の回復しないメンバーもいる事から
若干遅めの起床となった。

7:15
この日の朝も天気は良好!

IMGP2955

パーティーを2つに分けた。

<POND隊>
Ⅵ峰Dフェイス久留米大ルート
POND、Yone(つるべ)

8:15
取り付き開始
P8100342

Cフェイス側から二人が登攀しているところがはっきりと見える。
IMGP2966

やはりDフェイスはデカい!

ついついトザイコールを掛け合ってしまう。

余談だが、トザイコール
初めて聞いた時は何事かと思ったが
慣れ親しむうちにこういうコールの掛け合いが凄く楽しいものだと
最近実感出来るようになって来た。

11:30
ピーク到着
P8100348

下の写真はCフェイスから見上げた写真
IMGP2971

<M-spo隊>
Ⅵ峰Cフェイス剣稜会ルート
tuka(リード)、M-spo、arthur(セカンド)

7:40
取り付き点に到着するも3パーティーがスタンバイしている大渋滞状態。

8:30
取り付き開始
IMGP2963

しかし、前3パーティーの登攀スピードがナカナカ上がらず
登攀中もしばしば待たされてしまう状況。

IMGP2964

それでも剣稜会ルートのカンテラインは気持ち良く最高だった。

11:30
POND隊と丁度同じ頃こちらもピークに到着

IMGP2973

12:15
下降開始

途中でPOND隊と合流し
P8100351

14:00
下降完了

18:10
早くも宴会をしながらこの日の夕飯は親子丼!

IMGP2977

arthur自信作の焼き鳥缶と生卵を使った絶品の親子丼だった。

19:30
就寝

8/11 3:00
起床

この日は下山日ではあるのだが代表意外はラスト1本登ってから
下山すると言う事で一足先に代表は下山を開始した。

IMGP2978

この日もパーティーを2つに分けた

<POND隊>
Ⅵ峰Aフェイス中央大ルート
POND、tuka(つるべ)

<POND隊>
Ⅵ峰Aフェイス魚津高ルート
Yone(リード)、arthur(セカンド)

6:00
登攀開始

両パーティーともAフェイスで隣り合ったルートを登る。

IMGP2979

中央大ルートはクラックをレイバック中心に登る楽しいルートだった。

IMGP2980

真横のルートに仲間が登っているからこそのアングル。

IMGP2982

中央大ルートの3ピッチ目は完全にブッシュに埋もれてしまい登攀不可能。。
仕方なく魚津高ルートに入り最後のピッチを登った。

P8110361

8:00
頂上での写真をとり

P8110363

9:15
懸垂下降にて下降完了

11:00
テントを回収し下山開始
P8110364

12:00
真砂沢ロッジ到着

IMGP2986

ここまでは順調な道のりなのだが。。。
この先のハシゴ谷乗っ越しまでのガレ場の登りが地獄と言う事が分かっているだけに
実に気が滅入る。。

14:00
ハシゴ谷乗っ越し到着
IMGP2987

自分はこのハシゴ谷乗っ越しのから内蔵助平までの沢の下りで
右足を痛めてしまった。

15:00
内蔵助平到着、ここで大休止をとる。

15:45
内蔵助平出発

IMGP2990

途中に出会った入山者の方に帰りのトロリーバスの時間を聞くと
大体18時くらいまではありそうだったのだがペース的に
18時に黒部ダムバス停まではかなり厳しくなってしまった。

18:00
丸山東壁のベースとなる二股に到着

IMGP2991

ここでビバークをする事にした。

それにしても半端無い重量の荷物だった。

4人でテント2張り分と余った食料全てを下ろしているのだから当然と言えば当然なのだが。。

その分、この夜の食事はそれなりに豪勢なものになった。

通常のツマミに加え、しその和風ペペロンチーノを食べ

22:00
更に予定とおりの夕飯としてチゲ鍋をを食べた。

IMGP2992

チゲ鍋の大根に至っては入山日からずっとPONDさんが担いでいた年期ものの大根だ。

8/12 3:00
起床

6:30
テント、荷物をまとめ出発。

自分の足の爆弾はこの日になって爆発してしまった。

重い荷物を担いだままだとちょっとしたバランスを必要とする場所でも
足に痛みが走り踏ん張りが利かなくなってしまった。

一度、あわや急流の沢に落ちそうになったところをPONDさんに
支えてもらった始末だった。

arthurにストックを借りゆっくりゆっくり進ませてもらった。

7:50
黒四ダム直下にの橋に到着

IMGP2994

笑顔で写真を撮っているものの足はガタガタであった。。

8:30
最後の登り返しを登り切り黒部ダムバス停に到着

IMGP2998

帰りは大町の薬師の湯で体を3度洗い9日間の汗と赤を流した。

中央高速はお盆の初日と言う事もあり下りは大渋滞であったが
上りは快適の一言だった。

今回の夏合宿は9日間フル参加とかなりハードだったが
自分の失敗も多くまたもや勉強を沢山させられる合宿となった。

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アルバム
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写真はFACEBOOKにも上がっています。
夏合宿@剱岳(前半 08/04-08/2012)
20120803- 東京緑山岳会 夏合宿(剱岳長次郎谷ー八つ峰IV峰)前半
2012 08 04〜12 剱岳 夏合宿


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