今回もまたまたアイスクライミング三昧の二日間となった。
参加者はM-spo(代表)、gomi 、tuka(自分)の3名。
gomiが今回初めてのアイスクライミングと言う事で自分が使っていたDMMのアイスアックスを中古価格で譲る事にした。
23時、新宿に集合。
小雨がぱらつきどうなる事かと心配になった。
1時に小淵沢到着。
心配していた雨もほとんど上がりいつものポイントにテントを張り寝酒を飲んで就寝。
翌朝6時、gomiの携帯アラームで起床しテントを畳み出発。
8時50分に赤岳山荘を出て北沢の登山道を進む。
天気は完全に回復し最高の青空を見せた。
10時、赤岳鉱泉到着。
ここにテントを広げベースを張った。
10時55分、準備を済ませ出発。
15分程度歩くと
最初の滝(F1)が現れた。
ここで、簡単にアイスクライミングの登り方を代表がgomiに教え先に進む。
直ぐに二つ目の滝(F2)が現れた。
F2は水量が多く中央部分は登れないため左側を自分のリードでgomi、代表の順で登った。
この時、後ろからご夫婦らしき2名パーティーもやって来た。
三つ目の滝(F3)はサイズも小さく完全に雪に埋まっている状態だった。
景色の開けたポイントに入り小休止を一本入れた。
振り替えると阿弥陀岳が綺麗な姿で雲ひとつ無い。
後から来た2名パーティーにここで追い越された。
再び遡上を開始し、目の前に迫る巨大なゴルジュを抜けると
乙女の滝が大迫力で姿を現した。
「うぉ~!デケー!」
「でも、南沢大滝よりは大きくないぞ。」
「え?あっちそんなにでかかったでしたっけ?」
「倍位はあるよ。」
「(……よくそんなの俺リード出来たな…。)」
12時、乙女の滝の取り付き点に到着。
先に行っていた2名パーティーは乙女の滝には取り付かず、大滝でクライミングをしていた。
ここも自分がリードをさせてもらい、腕が元気なためか快調にロープを伸ばして行くことが出来た。
支点が抜け口からかなり上にあり、代表が自分にスリングを伸ばして抜け口付近までトップロープの支点を伸ばすように言っていたのだが、自分はよく聞き取れずにそのまま上の支点にトップロープを作り懸垂で降りて来てしまった。
案の定、ロープの抵抗が強くビレイをするにもロープに全体重をかけてもなかなかロープを引くことが出来ない…。
相当に気合いを入れてビレイをして代表に迷惑をかけながら登ってもらった。
上に着いてみるとロープがクロスしていて抵抗が強くなっていたらしい。
代表に支点が遠い場合、どうするべきかを教わりながら、それを何でパッと思い付かないのかと、自分の引き出しの無さと考慮不足に反省するのであった。
続いてgomiの初クライム。
さすがに初めてとあって、悪戦苦闘していて何度も落下をしつつ、登り始めると何とかコツをつかんだか、最後までキッチリ登り詰めた。
リードが不馴れで時間のかかる自分とロープが絡み登ろうにも登らせてもらえない代表、そして初めてのアイスクライミングのgomiと言う事で、やたらと時間ばかりかかってしまい、いい時間となってしまった。
ラストに自分が回収するために登ったのだがたった一回リードしただけですっかり腕はホキていてここでも恥ずかしアックス残置落下をしてしまった。
トップロープの場合、ランナーを取るためにフィーフィーなどで体を確保して腕を休めるタイミングが無いため、一気に登ろうとして腕が直ぐにホキてしまう。
もっとも、ガイドさんや強者の皆さん方はリードでもフィーフィーなど使わないかも知れないが…。
いずれにしてもきっと上手い人は腕がホキる前に腕の疲れを抜きながら登っているのだろうと思う。
そこら辺のコツを次は是非習得したいところだ。
15時半に撤収しベースへ戻り酒とつまみ、そしてgomi特製甘口バーモントカレー6人前を食す。
勿論カレーは残ってしまい、翌朝の朝食となった。
20時半就寝。
4時に起床し、コーヒーを飲みカレーうどんを食べる。
5時50分、再びジョウゴ沢へ出発。
今回の目的は大滝とナイアガラ。
乙女の滝をスルーしてまず大滝を見に行った。
かなり、雪に埋まっていて大分物足りないサイズになってしまっている。
代表が、先にナイアガラをやろうと言う事で右側へ下りながらトラバース。
8時45分、ナイアガラへ取り付いた。
サイズ的には南沢の小滝位のサイズで腕の疲れが抜けていない二日目にはちょうどいいサイズ。
ナイアガラの中央を、代表がリードで登り、次にgomiがトップロープで登った。
大分gomiの登りも様になって来て、コツはつかんだようだ。
続いて自分もトップロープで登り支点を今度は左側に移し、代表、gomi、自分の順で登った。
ナイアガラはこれで終了にし、とりあえず大滝に移動。
大滝に着くと左側から大滝の裏側に入ることが出来、神秘的な雰囲気に年甲斐もなく喜んでしまった。
サイズは雪に埋まり、ナイアガラよりもずっと小さく、リードを自分がし、gomi、代表と登って終了にした。
赤岳鉱泉に戻り、テントを畳み13時45分撤収。
14時50分に車に到着。
帰りはいつもの延命の湯に浸かり、双葉パーキングで夕飯をたべ帰宅した。
今回の課題は、登りながら腕の疲れを抜くと言う事も大切であるが、それ以前に基本動作であるロープの扱いや支点を作る際の考慮だと思う。
まだまだ、学ばなければならない事が沢山あると反省の山行になったのでした。
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