東吾妻山

東出、斉藤(記録)

昨年2月、山スキーデビューするべく吾妻連峰に向かったものの悪天に阻まれ五色沼手前で敗退、ゲレンデスキーで終わってしまった。

3/30

吾妻スキー場の駐車場で仮眠。朝、目が覚めて外に出ると非常に風が強い。去年も強風に阻まれ敗退しているので今年もダメかぁと思いつつ再びシュラフに潜り込む。8:00起床。とりあえず行ける所まで行こうということでかなり遅めの出発。スキー場は明日までの営業だが雪が少なく3本あるリフトのうち1本しか動いていない。(1回券¥280)

リフトの終点から慶応小屋まではしっかり赤布が付いている。去年この辺りは快適なクロスカントリーコースだったのに今回はすでに風が強く、景色も何もない。家形山への分岐で一度雪が消える。さらに風は強まり時々耐風姿勢をとりながら進む。スキーの脱着がかなり面倒。毎度ながらルートファインディングお任せ状態の私は五色沼が凍っていたのかもわからないうちに一切経山のコル着。風は最高潮に達しスキーを外して歩いていると煽られて飛ばされそうになる。ここから酸ヶ平避難小屋への下りはクラスト気味だが傾斜は緩くスピード恐怖症・超初級者の私でも充分楽しめました。空身で東吾妻山ピストンに出掛ける。この頃から天気も回復し青空に。鎌沼の水はエメラルドグリーン(大袈裟?)で雪の白と空の青、さらに誰もいない静かな雪原は最高!

東吾妻山への登りも緩く密集した樹林の間を登っていくとハイマツ帯になり山頂着。遮る物がない為風は強い。今回の核心は山頂からの下りだった。樹林が密集しすぎていて私のレベルではシールを付けたままでもターン出来ず激突未遂数回。結局登りと同じくらい時間が掛かってしまった。酸ヶ平避難小屋は土間とちょっとした板の間がありかなり広い。今回は貸切なので板の間にツェルトを張り快適な夜を過ごす。

コースタイム  吾妻スキー場(10:00)-慶応小屋(11:30)-酸ヶ平避難小屋(14:30/15:00)
-東吾妻山(16:15)-酸ヶ平避難小屋(17:15)

3/31

夏用ながらシュラフ持参の私は快適だったが相変わらずシュラカバーだけの東出さんはさすがに寒かったらしくアラームより先に起こされた。外に出ると無風快晴。今回のコースのメインである浄土平への大斜面。朝早いせいかクラスト気味だがここも私好みの緩斜面。時期が早ければ最高のパウダーが楽しめそうな所だ。浄土平から磐梯吾妻スカイラインを滑って降りる予定だったがさすがに雪が解けていて所々(特に上部)板を外しての歩きがあった。

コースタイム  酸ヶ平避難小屋(6:00)-吾妻スキー場(8:00)

下山が早すぎて高湯温泉(玉子湯)に入れなかった事は今回の山行唯一の誤算ですが予想以上の天候に恵まれ山スキーのツボにハマってしまいました。願わくば私の脚前がもう少し上達すれば良いのですが・・・


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