鳥海山

東出(記録)
GWは剣R4に入る計画が、同行予定者(誰とは言わないが)に裏切られ、それでは八甲田、八幡平あたりで滑るかと企画すれば、これもまた同行予定者(誰とは言わないが)に裏切られ、結局独りで鳥海山へ向かった(金もかかるし、遠いなあ)。実家のライトバンを借りて、板を積んで出発。20:00。高速は雨で見通し悪く、SAで2回仮眠して鳥海山ブルーラインに辿りついたのが10:00。曇天。ブルーラインは前夜降雪が30cm以上あったとかで車止めのゲートが閉まっていた。何だかんだで、結局大平小屋は諦め、鳥越川からピストンしようと回りこむ。林道終点についた時には11:00を回ってしまった。しかし山頂はガスに巻かれているものの、晴れ間も出てきており、準備して出発。
「東北山スキールート集」では、左岸沿いに進んで堰堤のところで対岸に渡渉するとあるが、水量が多くて、その先で渡る。右足浸水。あとは右岸沿いに進む。下山時に分かったが、林道終点から導水管(?)をくぐらずに、手前を左にトラバースする道があり、適当なところで右岸沿いの緩斜面伝いに樹林帯を歩くのが一般的な登山ルートだった。1000mあたりで樹林帯を抜けると、鳥海山まで続く鳥越川、千蛇谷が一望できる。左岸は屏風のような崖が千蛇谷まで連なるが、右岸は緩やかな起伏が山頂直下まで続いていて、雪山というより、砂丘の連なる砂漠を彷彿させる風景である。「うーむ」と思わず唸ってしまう。黒部源流に匹敵する眺めだ。ここまで来た甲斐があった。そうこうするうち、再びガスが出てきて視界が1mほどになってしまった。時折ガスが薄れると方向が分かるが、なにせ広い谷筋なので、視界がきかないと行きつ戻りつ時間を食う。結局途中で引き返し、樹林帯出口に戻って半雪洞、ツエルトビバークとした。独りでは特にすることも無いので、シュラフカバーを被ってさっさと寝る。
翌朝は快晴・無風で最高の山スキー日和。やはり来てよかった。3時間ほどで山頂直下へ、スキーをデポして頂上ピストンし、滑降開始。「もーサイコー」という感じだ。あっと言う間に樹林帯まで降り、あとはスケーティングを交えながら林道終点へ。
(鳥海山 鳥越川~千蛇谷)
4/29 午後から晴れ、山頂一帯はガス
12:00 林道終点発
15:00 樹林帯出口先1100m地点
16:00 1100m地点に戻り、ビバーク
4/30 快晴、無風
6:00 発
9:00 山頂
12:00 車回収
(鳥海山 大平小屋~御浜 時間のみ)
4/31 曇り
6:00 大平小屋駐車場 発
9:00 御浜
9:30 駐車場
(月山 時間のみ)
5/1 晴れ時々曇り、山頂は朝方はガス
5:00 駐車場 発
7:00 山頂、東斜面を滑って遊ぶ
10:00 駐車場
13:00 寒河江、天童経由で山寺へ。山寺の階段を駆け登って下りる。
14:00 ソバを食って東京へ向かう。

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