■日時 2015年12月12日（土）～13（日）
■場所 榛名湖温泉「ゆうすげ元湯」
■参加者 曽山さん、入澤さん、多久和さん、五味さん、飯田さん、田名網さん、熊田さん、都築（記）、緑山岳会OBの方々、ベルニナ山岳会の方々
■コメント
第65回モモンガ岳(総会）が榛名湖温泉「ゆうすげ元湯」にて開催されました。厳粛な雰囲気の中、規約の一部変更についての説明、承認、会計報告、正会員証の授与（田名網さん、熊田さん、都築）等が行われました。
その後の宴会では、オークションあり、カラオケあり、大いに盛り上がり、また、普段お会いする機会のないOBの方や、ベルニナ山岳会の方と色々なお話をさせて頂き、交流を深めることが出来ました。二次会にも多くの方が参加され、楽しい宴は深夜まで続きました。
翌13日（日）は渋川八幡宮（建長年間に鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して創建された）にて山行安全祈願の祈祷をして頂き、今年度のモモンガ岳は無事に閉幕となりました。
御参加頂いた、OBの方々、ベルニナ山岳会の方々ありがとうございました。
12月12日（土）はモモンガ岳開催にあたり、榛名山の黒岩にてフリークライミングを行いました。
■日時 12月12日（土）
■場所 黒岩
■天気 快晴（日中は比較的暖かかった）
■メンバー 飯田さん、田名網さん、熊田さん、都築（記）
■ルート
エンド・オブ・ア・レインボー★★★★、ヤンキー稜、キョンシー★★★、イプシロン下部のみ（イプシロン★★）、岳友会ルート★★、月下美人★★★、月に吠える★★★、オケラ
■コメント
早朝五時、神奈川を出発、順番にメンバーをピックアップし、中央道調布IC→圏央道→関越道の渋川伊香保ICで下車し、しばらく市内を走った後、県道２８号（高崎東吾妻線）を松ノ沢峠に向かってグングン標高を上げながら走って行く。榛名湖まであと5キロという標識の辺りで路肩に10台ほどの駐車スペースがある。朝8時の時点ですでに地元ナンバーの車が2台停まっている。県道脇から黒岩の大岩壁がドーンと聳え立っているのがよく見える。想像以上の大迫力。岩場まではアプローチが10分程度で本当に移動がラクでありがたい。
「ひっくり返しの大岩」を通り過ぎ、程なく南面の基部に到着。風もなく小春日和のクライミング日和となった。しかも、この日のクライマーはわずか、5パーティーのみ。こんな大きな岩場をまさに貸し切り状態で、静かで、集中してクライミングすることが出来た。
飯田さん、熊田さん組はエンド・オブ・ア・レインボー、イプシロン下部、月下美人、月に吠える、岳友会ルート。田名網さん、都築組はヤンキー稜、キョンシー、イプシロン下部、岳友会ルート、オケラ、練習岩（田名網さんはNP縛り、都築はリード練習）
黒岩は岩質が安山岩のため、スラブは、割れ目やガバが非常に少なく、しかも、花崗岩のような粗い結晶ではないので、点に立つ足がどうも信じられず、オケラ（5.8）をリードで登ったが、丁寧な体重移動を心掛けないと、グレード以上にとても難しいなと感じた。
岳友会ルートは、ピラミッドフェースの部分をリードさせてもらい、支点の構築とセカンドビレイの再確認を行った。本来の岳友会ルートはピラミッドフェースの上のテラスからがスタートなので、田名網さんがリードで登り、核心部分も難なくクリア。自分はトップロープで練習させてもらう。高度感もかなりある。
リード練習に最適なピラミッドフェース
イプシロン下部は飯田さん、田名網さんがトライ。スラブのため、核心部分のスタンス、ホールドが乏しい様子。ムーブも難しい感じが伝わってくる。ヤンキー稜は、アルパインぽいルートで面白い。しっかり、スタンス、ガバがあり、リードで登る。
イプシロンは下部のみで5.10c（上部は5.13a）
キョンシーは田名網さんが、リードしTO。高度感もあり、トラバースもあり、スケールの大きなルートに感じる。核心部は終了点から2メートルほど下あたりの様子。ムーブの組み立てが難しかった様子。
月下美人~月に吠えるは飯田さんがピラミッドフェースの上のテラスからスタート。登り始めた時間が２時過ぎだったため、リードで登っている上部だけ日が当たっていて暖かそう。垂壁を登っていくのだけれど、どうやったらあんなに立った壁を登って行けるのか、本当に凄いと思う。
エンド・オブ・ア・レインボーは北面にあるルートのため、飯田さんの登りを見ることは出来なかった。（今回は南面ばかり登っていた為）
午後三時半に終了し、モモンガ岳（総会）に向かった。
黒岩でのクライミングは初めての経験でした。岩質によって、同じスラブでもこんなにも登り方の感覚がちがうものなのかと思い知りました。リードの練習も集中的にでき、非常に良い経験になりました。
