■日時 7月18日(土)〜20日(月)
■場所 小川山
■目的 マルチピッチクライミング
■天候 7/18 雨 7/19,20 晴れ
———-飯田グループ 7/18,19,20———-
■メンバー 飯田さん、熊田さん、都築さん
7/18 ガマルート(5.8 8P)、春のもどり雪(5.7 4P)
7/19 屋根岩3峰 南陵レモンルート(5.8 5P NP)、南陵神奈川ルート(5.8 5P NP)
7/20 屋根岩2峰 セレクション(5.8 6P)
———-小林グループ 7/19,20———-
■メンバー 小林さん、タナアミ(記)
7/19 烏帽子岩左稜線(5.9 18p, start 08:20 – finish 16:20)
7/20 八幡沢大滝左岩壁で人工登攀の練習(トマホーク5.10d 3pの左側)、春のもどり雪(5.7 4P, start 13:00 – finish 15:00)
■コメント
おがわやままるちぴっちまつり。
飯田グループは5ルート28ピッチ、小林グループは3ルート23ピッチの合計51ピッチという見事なまでの「まるちぴっちまつり」。
考えてみるとタナアミはマルチで”つるべ式”を一度もやっていない、そんな状態で本チャン北岳バットレスにはいけない、ということで小林さんとのパートナー練習も兼ねて行ってきました。問題は2つ。下降のときとスピード。①ダブルロープ時の懸垂下降の準備でかなり手間取った。ロープ2本の操作を雑にしたせいで、1本ずつに捌くときにダンゴ状態になってしまった。ロープ2本絡まないように操作するというロープワークがうまくできていなく、練習の必要性を感じた。②烏帽子岩左稜線では後からきた2パーティーに先を譲ることになりスピードが遅いことがわかった。天候不順で穂高滝谷からの転戦、北岳バットレスから転戦パーティでかなり熟練した様子だった。やっている操作動作は同じなのに僕らとの差が詰まっていく。慣れの問題なのだろうか?いや、スピードを上げるための工夫をやはりしているのだと思う。どの操作で時間短縮ができるか研究しよう。
メジャーなマルチルートのほとんどをやってきたことになりました。メジャーなところは書くに能わずなので、マイナーなところを書くことにします。
フリークラミングのメッカの小川山においてアブミの練習ができるところを見つけました。八幡沢大滝左岩壁です。フリーのマルチピッチとしてトマホーク5.10d 3pがある岩壁で、そのルートの左側のスラブ〜垂壁の20mくらい。ピンの配置が絶妙だった。アブミの最上段の立ち込んで腕を目一杯伸ばして届く、そんなピン配置がずっと続いていた。一箇所だけ、リストループから手を外してリングピンの上側に手をのせないと届かないピンがあり、いい体験ができました。そのくらいの遠さならA2というのかなぁ?
しかし八幡沢大滝へのアプローチが悪かった。小林さん曰く「沢登りみたいだな」。たしかに沢沿いにひたすら登高していくアプローチでした。八幡沢大滝には「サヨナラ百恵ちゃんルート(5.9 NP 3P)」や「トマホーク(5.10d NP 3P)」、お隣のエリア八幡岩には「ウスノロマン(5.10d NP 6P)」があり、クライマーがそこそこ入っているかなと思っていたが、当日は小林グループのみの貸切でした。アプローチの悪いさのせい?
小川山でのフリークライミングは外せない!でもアブミの練習が必要だ!というときには、ぜひ。
烏帽子岩左稜線の11p目
烏帽子岩左稜線の18p目、最後はチムニー
タナアミ@アブミルート