■日程: 11/17(日)
■メンバー: 池永、多久和、宮本、北野、石川、飯田(記)
■天気: 晴れ
広沢寺で新人向けの岩トレを実施とのことで、長らく山行に参加できていなかった自分も再び入りたての新人の気持ちで参加してみました。
■トレーニング記録
9:00 小田急線、愛甲石田駅に集合。まず北野さんのBMWバイクに驚く。池永さんにピックアップして頂き岩場に向かう。
広沢寺、弁天岩に着くともう既にクライマーだらけですだれ状態。
自分は広沢寺は初めて。弁天岩は噂にたがわぬ見事な一枚岩スラブだった。それなりにチャレンジしてみたい課題もあって来た。
メンバー編成を
①池永さん、北野さん、新人見学で参加の石川さん
②多久和さん、宮本さん、自分
に分けて登攀開始。池永さん達はエイトノットの結び方や確保支点のレクチャーから入る。
課題名:一般左ルート、一般中央ルート
グレード:5.7、5.8
宮本さんリード、自分2nd、多久和さん3rdで登る。宮本さんも自分もダブルロープでのリード&フォロー確保は久しぶり(もともと経験も浅い)。確保支点の作り方、セカンドビレイ、懸垂下降を改めて復習することができた。
久しぶりの外岩クライミングは楽しい。この日は天気も良く、紅葉の落ち葉がハラハラと岩場全体に舞っており、非常に風流なクライミング日和だった。
食事を取って、多久和さんはハイクに向かっていった。
僕と宮本さんは目当てのチャレンジ課題「ナバロン」に触ってみる。
課題名:ナバロン
グレード:5.11a
僕はナバロンを弁天岩にある5.11aの三ツ星ルートということで勝手にスラブ課題かと思っていた。スラブ大好きっ娘として是非触ってみたいと思ったが、全然イメージと違った。スラブにぼっこり空いたオーバーハング超え課題だった。ルートも短いし。ボルダーじゃん、これ・・・
それでも、クライミングを始めて間もない僕や宮本さんのように血気盛んの者は、「いけんじゃね?」という根拠のない自信と勢いで取り付いてみるのだが・・・結果はまったく歯が立たず。
出だしのアンダーから先に体を持ち上げることができない。右側のカチはともかく、左手が見つからない。浅カチがあったが右カチ、左浅カチでハングを超えるムーブなんてとても起こせそうにない。
「ここが核心だな」「きっとホールド欠けてグレード上がってるよ」など言いたいこと言って敗退した。
ナバロンで腕を消耗し切ってしまったが、上に張ったトップロープを回収しないといけないので右隣の「パストラル」から登ってみる。
トポには「3本のラインがあり、コーナーと中央が5.10a。右が5.10b」となっているのだが、コーナー側も中央も手、足ともに乏しくなんだか登れそうにない。
結局、右側5.10bが一番易しく登れた。つくづく思うが外岩のグレード基準は謎というか、いい加減というか・・・よくわからない。
課題名:パストラル
グレード:5.10a、5.10b
トップロープ回収後は、池永さん達が「中央スラブ(5.9)」を登っていたのでそちらに合流。多久和さんもハイクから帰還。最後にみんなで「中央スラブ」を登る。
課題名:中央スラブ
グレード:5.9
池永さんが「これは結構いいスラブルート」と言うのがよくわかる。まっすぐ直登しようと思うと、手も足も程よい加減に厳しい。スラブ登りは足で登るということが実感できるいいルートだと思う。
弁天岩はルートの距離的に長いのでロープが50mでは足りないことがある。今回初めてロープの連結、掛け替えをしてのビレイを行い、これも勉強になった。
17:00頃、本日のトレーニング終了。久しぶりの外岩クライミングを堪能でき、永遠の課題がまた一つ増えた、充実の秋日和クライミングだった。
見学の石川さんは入会を決めたようで、会に久しぶりの新しい仲間も加わった。皆様、今後とも宜しくお願いします!