湯川

日程:10/19(土)〜10/20(日)

参加メンバー:池永(L)、米田、大塚A(記)

天候:
19日 雨、場所により曇り
20日 雨

アクセス:車
都内〜中央高速〜須玉IC〜湯川〜後光牧場〜たかねの湯〜須玉IC〜中央高速〜都内

山行記録:
今回は瑞牆山でクライミングをする予定だったのだが
天気予報の関係で予定が二転三転四転五転・・・八転九転(はしてないか?)位して最終的にようやく湯川でクライミングをして
天気の様子次第で瑞牆山に行くか湯川でまたクライミングをするかそのまま帰るかと言った計画になった。

出発は当日の早朝で米さん宅に4時半、池永さん宅に6時15分着で現地に向かった。

須玉ICに着く頃にはしっかり雨が降り出して道はびしょびしょ。。

様子見で瑞牆山に寄る必要も無くそのまま湯川に直行した。

8時半、湯川到着。

米さんの予想通り、何故か湯川だけは雨が降っておらずクライミングが出来るコンディションだった。

まず、一本目はデゲンナー(5.8)。

池永さん、米さんがリードで自分はトップロープ。

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朝一で体が冷えているせいか皆、体が動かないと言っていたが自分はそもそもクラックが下手なだけに余計動かない。。

それでもフィストジャムがしっかり効くルートで登りやすい。

自分はトップロープの状態でリードの練習でカムを入れながら登ってみた。

次に取り付いたのは北風小僧(5.9)。

凹角にクラックが走り、ちょうど小川山レイバックの1ピッチ目を鏡写にしてルートを少し長くしたような感じ。

ここも、池永さん、米さんがリードで自分はトップロープ。

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自分はジャミングの練習に来たと言うのに何故かトップロープならではのレイバックで登ってしまった。笑

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次はフォーサイト(5.10a/b ★)。

米さんリードで自分と池永さんはトップロープ。

米さんはこのルートもあっさり登ってしまい相変わらず上手さを見せつけるのであった。

自分は指の使い方が分からすひたすら指の皮を擦り剥きながらパワーで登ると言うクラック登りの極意を完全に無視した登りになってしまった。

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池永さんが登った後、指の使い方を教えてもらうと、自分でも分かるくらい随分と登り方が改善出来た。

コツは”ウネウネやって指関節の骨に引っ掛けろ”だった。

分かったような事を書いてしまうが、そうすると不思議と腕のパワーも要らないし無駄に指の皮を擦り剥く事も無かった。

一旦、ここで昼食を取り次に登ったのはコークスクリュー(5.9 ★★)。

湯川に来たらまず、このコークスクリューに登ってクラック登りを練習しろと言われるくらい湯川では人気の有るルートらしい。

ここも米さんリード、自分と池永さんはトップロープで登った。

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米さんの登りを見ているとカムもわずか3本しか使わずに登ってしまったので意外と楽チンで登れてしまうのかな〜。

なんて思いながら取り付いて見ると中間から上部にかけて意外とジャムの決まりが悪くどうしても腕力で登ってしまい腕がホキホキになってしまった。

ここでまた米さんにアドバイスをもらい池永さんが登った後
もう一度

”とにかく奥まで腕を突っ込んでしっかりジャムを決めろ”

に従い登って見るとこれまた不思議と腕力を使わずに登る事が出来た。

とは言うものの、慣れないクラックをかなり登り込んだ性で大分疲れてきてしまった。

米さんが隣の鯉もびっくり(5.11d ★)をトップロープで取り付きたいと言うので
コークスクリューの支点をそのまま使わせてもらい米さんだけが鯉もびっくりに取りついた。

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ビレイをしながら「よく登るなぁー。」と米さんの体力と気力 感心しながら見ていた。笑

そしてこの日のラストにチムニールートのサブタナル(5.9 ★)に取りついた。

やはりリードは米さんで自分はトップロープで登った。

ここはナカナカ面白い!

チムニーの左側がクラックになっているのでここにカムを効かせながら登るのだが終了点はルーフになっているチョックストーンの右側。

このチョックストーンのルーフ奥にカムを突っ込み右側上部に抜ける。

変則的でトリッキーなルートで面白かった。

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随分と登り込んだ性もあり時間的にもいい時間。

米さんが最寄りのキャンプ場の五光牧場に連絡をし、更に最寄りのスーパーも聞いてくれた。

ここにも小川山同様ナナーズが有り買い出しにこと困る事は無かった。

食材に加え、それぞれ乾杯ビールと日本酒一升、ワイン1ボトルを購入し五光牧場へ。

まっ暗闇の中、手馴れた動きでキャンプ支度を行い、いざ乾杯!

食材を食べ尽くす前に酒をあけてしまい、余った鍋は翌朝、うどんにして食べた。

それにしても寒い中に飲む酒はよく進み二日酔いにもならなかった。

天候はあいにくのどしゃ降り。。

さすがの湯川もこれではびしょびしょだろうとキャンプを畳み、たかねの湯へ。

そのまま帰京となった。

おまけ:
自分は非常にクラックが下手クソで
4月に城ヶ崎に行ったのが初めてで、ときたま室内クライミングジムで遊び程度にやった程度。。
この直前にやはり室内クライミングでちょこっと登れるようなったのをいい気に
湯川でカッコいいところを見せてやろうと思ったのもつかの間。
カムもそれ以上に自分のジャミングも信用出来ずリードすら出来ない始末。。

それでも、米さんに
”ウネウネやって指関節の骨に引っ掛けろ”

”とにかく奥まで腕を突っ込んでしっかりジャムを決めろ”
を忠実に守っただけで
いくらか安定して登れるようになった。
※翌日、上半身が半端無くだるくて11時間以上寝てしまった!

いずれにしても、やっぱりクラックはフェイスやスラブ登りと全く違うクライミングテクニックなんだと実感。
※フェイスとスラブも外岩の場合全然違うし敗退ばかりだけれども。。

とにかく登り込んで精進するしかないのがクライミングなんだなぁ〜と、改めて思うのでした。。

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