2002.2.9-11 宝剣岳・空木岳
メンバー L:曽山・小保方(OB)・江原・丹波・斉藤(記録)・他1名


2/9 一般車は菅ノ台まで。(駐車場1日\400)
ここからしらび平までバス(始発8:15)に乗りさらにロープウェーで千畳敷へ9:30着。この日は
千畳敷で雪崩講習会が行われるらしく救助犬4匹と山ヤ(?)で臨時便が出るほど混み合って
いた。しかし縦走に出掛けるのは私たちのパーティーだけらしい。千畳敷はホワイトアウトして
いた為、指導員の方の助言で極楽平付近に突き上げる尾根を登ることにした。9:55 出発。
途中1ヶ所3級程度の岩場がありお助けシュリンゲを出してもらう。12:00 稜線に出ると風が
一段と強くなり時間的にも押していた為、宝剣山頂は諦め檜尾岳方面に進む。12:45島田娘。
14:10 濁沢大峰。特に難しい所はないがとにかく風が強く、耐風姿勢を取りながらアップダウ
ンを繰り返す。16:10 檜尾岳。今回ゴーグルを忘れた事が悔やまれる。西から吹付ける風で
まつ毛が凍り、右頬と鼻が軽く凍傷になってしまった。16:35 檜尾岳避難小屋。小屋の中にテ
ントを張り快適な夜を過ごす。

2/10 6:50 出発。昨日に比べると風はかなり弱くなっている。8:30 熊沢岳。9:40 東川岳。
10:15 木曽殿越。難しい所はないが小さなアップダウンが続く。木曽殿越の小屋は閉まってい
て使えなかった。空木岳山頂直下は右から巻く。かなり急な雪壁を下り登り返すところでザイ
ルを使用した。ここでのルートファインディングと6人がユマールで1ピッチ登る順番待ちでかな
り時間が掛かってしまった。15:30 空木岳。15:45 駒峰ヒュッテ。入り口が1/5ほど埋まって
いたのでスコップで掘り出しやっと扉を開けて中に入ると中にもうひとつ扉があり鍵が掛かって
いた。壊す訳にもいかないので扉と扉の間の土間に銀マットを敷き6人が何とか横になれるス
ペースが確保された。

2/11 6:50 出発。池山尾根は長い!樹林帯に入った辺りで2人パーティーが登ってきた。こ
れでトレースはバッチリ!とホッとしたのも束の間、すぐ先にテントが張ってありその先のトレー
スは途切れ途切れ。迷尾根では1ヶ所トラバース地点が判り辛く、まさに迷尾根。ここで単独軽
装で登ってきた人に会った。(今回の縦走で会ったのは計3人)この先のトラバースはかなり緊
張した。尾根に戻った所でホッと一息。11:35 池山小屋。12:30 タカウチ場。ここでアイゼン
を外した。13:50 駒ケ根高原スキー場着。こまくさの湯(¥500)で汗を流し帰京。

今回は悪天の中での縦走だったせいか6人全員が軽い凍傷になってしまったのは大きな反省
点です。精神的に厳しかったけれど冬山に対する心構えを改めて考えさせられ充実した山行
だったと思います。


東京緑山岳会