3/11~12 八ヶ岳 三ツ頭川俣尾根
L:浜野(記録) 近藤

記録を書く程の山行でもないかとは思ったが、ネットで検索してもほとんど出てこないので、情報発信という名目で一応書いておく事にした。
川俣尾根は三ツ頭から派生する尾根で、稜線直下まで樹林帯。登攀要素は無いのでヘッポコリーダーでも行けるだろうとここを選んでみた。
地味でマニアックで超簡単な尾根だが赤岳鉱泉などの都会(?)とは違い、静かな山歩きを楽しめた。

3/11晴れ後曇り
朝11時に清里集合、身支度を整えタクシーで美し森まで。12時前に歩きはじめるも、林道には殆ど雪がない。気温も高くまるで五月の山のよう。
2時間程で赤岳沢出合小屋。小休止後、どこから取り付くか少しウロウロしたが、赤岳沢出合を過ぎてすぐのところの左側の斜面、浅いルンゼ状からワカンをつけて登りだす。15メートル程右上すると尾根に上がり、あとはひたすら急登。1時間少々登ると傾斜が緩み、幕営に快適そうな場所があちこちにあったが、なるべく進んでおこうと17時まで歩き続ける。
ラッセルはおおむね脛位だがモナカ雪、久々の歩きなので結構ホキる。テン場は4~5人用テントでも少々斜めだが整地すればなんとか張れた。小さなテントなら幕営場所に困る事は無いだろうと思う。

3/12雪
3時過ぎに起床、朝飯を食い、水を作り、少し明るくなるまでテントでウダウダ過し、ワカンを付けて6時出発。朝から雪がチラついている。
30分程の急登でもう稜線か?と思いきや、小さなピークだった。そこから先、傾斜の緩い尾根をひたすらラッセルして歩くもガスが濃く稜線が見えてこない。
いい加減イヤになってきた頃辺りが疎林になり、稜線が近い雰囲気になってくる。再び傾斜を増してくると、程なく森林限界が見え、三ツ頭のピークからから少し北寄りの稜線に出る。
8:30。稜線は吹雪。何かのガイドブックには権現が間近に迫り登行意欲をそそると書いてあったが、吹雪とガスで何も見えず登行意欲を削がれた。近藤さんも初めてだしこの天候だと時間かかりそうだし明日からまた忙しいし・・と言い訳を組み合わせ、アイゼンに履き変えそそくさと天女山方面へ下山した。甲斐大泉駅11:45。




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